サッカー史に残る名選手であるリオネル・メッシのように小柄なウインガーはしばしば「○○のメッシ」と喩えられてきた。しかし、その才能が完全に開花することなく、世界の舞台から姿を消した選手も少なくない。今回は「○○のメッシ」と呼ばれた“消えた才能”を紹介する。[2/5ページ]
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FW:イ・スンウ(韓国)

韓国のメッシと呼ばれたイ・スンウ【写真:Getty Images】
生年月日:1998年1月6日(28歳)
現所属:全北現代モータース(韓国)
2025リーグ戦成績:25試合4ゴール2アシスト
2011年よりバルセロナのカンテラ(下部組織)で育成されたイ・スンウは、同じくラ・マシア出身の久保建英と共にアジアの逸材として注目を集め、「韓国のメッシ」とも呼ばれた。
そんな彼の知名度が一躍上がったのが、2016年のU-16アジア選手権(現U-17アジアカップ)での日本代表戦だろう。
50mもの距離をドリブルで独走して日本代表からゴールを決めてみせたのだ。メッシを彷彿とさせる独走ドリブル弾に衝撃を覚えた人も多かったのではないだろうか。
しかし、クラブキャリアは順風満帆とは言えない。
バルセロナのトップチームに昇格することはできず、2017年夏にエラス・ヴェローナへと完全移籍するも、セリエAで結果を残せず。
2019年夏には、当時シュミット・ダニエルや鈴木優磨らも所属していたシント=トロイデンに加入するも、ベルギーの地でも不完全燃焼に終わった。
それでも、2022年1月に母国の水原FCと契約すると、1年目から公式戦14ゴールを決める大活躍を披露。2023年にはKリーグの月間MVPに選出されるなど復活を印象付けている。
現在は、全北現代モータースで10番を背負い、奮闘している。
