サッカー史に残る名選手であるリオネル・メッシのように小柄なウインガーはしばしば「○○のメッシ」と喩えられてきた。しかし、その才能が完全に開花することなく、世界の舞台から姿を消した選手も少なくない。今回は「○○のメッシ」と呼ばれた“消えた才能”を紹介する。[4/5ページ]
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MF:ライアン・ゴールド(スコットランド)

スコットランドのメッシと呼ばれたライアン・ゴールド【写真:Getty Images】
生年月日:1995年12月16日(30歳)
現所属:バンクーバー・ホワイトキャップス(カナダ)
2025リーグ戦成績:6試合1ゴール1アシスト
11/12シーズンのリーグ最終節に16歳の若さでダンディー・ユナイテッドのトップチームデビューを飾ったライアン・ゴールドは「スコットランドのメッシ」とも呼ばれ、若くして注目を集めた。
その後ダンディーの主力に定着したゴールドは、2014年夏にポルトガルの強豪スポルティングCPにステップアップを果たす。
しかし、トップチームではほとんど活躍することができず、16/17シーズン以降は毎シーズンのようにレンタル移籍を繰り返すようになってしまった。
各レンタル先でもパッとしない中で、転機となったのが2019年夏のファレンセへの完全移籍だ。
当時2部のチームに加入したゴールドは1年目にキャリアハイのリーグ戦9ゴールを決めて昇格に貢献すると、翌シーズンも1部で9ゴール7アシストと躍動した。
このまま欧州で再び輝きを取り戻すと思われたが、ゴールドは2021年夏にMLSのバンクーバー・ホワイトキャップスへの移籍を決断し欧州に別れを告げた。
北米の地では加入から現在に至るまで、不動のレギュラーとして充実した時間を過ごしており、2022年と2023年にはチームのシーズン最優秀選手に選出。現在はキャプテンを務めている。
「スコットランドのメッシ」というプレッシャーから離れて、伸びのびとサッカーができていることが現在の活躍に繋がっていると言えるだろう。
