
FIFAワールドカップ史上最悪の「死の組」とは【写真:Getty Images】
FIFAワールドカップ(W杯)北中米大会の開幕が目前に迫ってきた。今大会は史上最多となる48カ国が出場し、これまで以上に熾烈な戦いが繰り広げられる見込みだ。4年に1度の大舞台では、実力が拮抗した国が同組に集まる、「死の組」が毎回のように生まれてきた。各国の威信を懸けた激戦は、大会の見どころの一つと言えるだろう。果たして、過去の大会で最も熾烈だったグループはどこだったのか。歴史に刻まれた死の組5選を紹介する。[2/5ページ]
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日韓W杯(2002)のグループF

イングランド代表のデビッド・ベッカム【写真:Getty Images】
代表チーム:アルゼンチン、ナイジェリア、イングランド、スウェーデン
FIFAワールドカップ(W杯)日韓大会のグループFは、大会前の下馬評から実際の結果まで、「死の組」と呼ぶに相応しい組み合わせだった。
W杯優勝経験のあるアルゼンチン代表は、マルセロ・ビエルサ監督の下で優勝候補の一角に名を連ねていた。
ガブリエル・バティストゥータやエルナン・クレスポら強力FW陣のクオリティは大会屈指だったはずだ。
同じくW杯優勝経験のあるイングランド代表は、若かりしデビッド・ベッカムに大注目が集まるチームだった。
マイケル・オーウェンとエミール・ヘスキーというリヴァプールの2トップを代表チームでも再現。彼らとベッカムやポール・スコールズらマンチェスター・ユナイテッドの中心選手たちの豪華共演が実現した。
スウェーデン代表は上記の2ヶ国との比較では総合力が劣るが、ヘンリク・ラーションとフレドリック・ユングベリというワールドクラスのスターが最前線に君臨。
ナイジェリア代表にもオーガスティン・オコチャが名を連ねており、どのチームにもストロングポイントがある組み合わせだった。
大会が開幕すると、グループリーグの6試合中3試合がドローという熾烈な展開に。勝敗が決した試合もすべて1点差と、戦力が拮抗したグループだった。
結果は勝ち点5を獲得したスウェーデン代表とイングランド代表が決勝トーナメントに進出。優勝候補のアルゼンチン代表は勝ち点4で両チームに及ばず、まさかのグループリーグ敗退となった。