
マンチェスター・ユナイテッド、補強診断【写真:Getty Images】
昨季、マンチェスター・ユナイテッドはマイケル・キャリック暫定監督の下でシーズン終盤に巻き返し、 最終的に3位でシーズンを終えた。今夏にはキャリックが正式監督に就任。再浮上を目指す新体制は、中盤に3選手を加える一方、最終ラインの補強には動きが少なかった。果たして、今夏の補強はチームの課題を解決するものだったのか。「獲得」「放出」「計画性」「バランス」「コスパ」の5項目を各20点、計100点満点で採点する。(文:安洋一郎)[2/2ページ]
マンチェスター・ユナイテッド、補強総合評価
今夏のユナイテッドの補強診断は、厳しめの「C評価」とした。全体的に「必要なピースと獲得したピースが噛み合っていない」というのが結論だ。
中盤を刷新するという意味で、3選手の補強は思い切ったと言える。しかし、開幕直後の時点では最適解が見えておらず、各選手同士の相性が良いとも思えない。
加えて、最終ラインの薄さも否めない。補強に動いていた左SBを獲得できないまま移籍市場が閉まり、CLとの並行した戦いには課題が残る。経験不足のキャリックに過密日程における人選や組み合わせを考えることを委ねるのは酷な話だろう。
また、放出の噂が常にあったジョシュア・ザークツィーのような余剰戦力を整理できなかったこともマイナス材料だ。一方で、ラトクリフ体制となってから上層部が整理され、フロントに明確な計画を立てられるようになったのも事実だ。これは大きな進歩だが、問題はその計画がピッチ上の最適解と一致しているかだ。
2028年までにプレミアリーグ優勝を目指す計画が将来的に実るかどうかは、まだ分からない。だからこそ、今季を戦うための戦力が十分に揃っているかという観点から、今夏の補強は厳しく評価した。
ただし、この補強の成否が本当に問われるのは来夏だろう。中盤を整備した今季、キャリックがこの陣容からどの組み合わせを見つけ、CLとの過密日程を乗り切れるか。そして来夏、本当に守備陣へ投資できるのか。
ユナイテッドの再建が「計画」で終わるのか、「結果」につながるのか。今季は、その分岐点となるだろう。
(文:安洋一郎)
MANCHESTER UNITED
マンチェスター・ユナイテッド
移籍情報2026/27
加入6選手
| 位置 | 選手 | 前所属 | 移籍形態 |
|---|---|---|---|
| MF | カルロス・ |
ブライトン・ |
完全移籍 |
| MF | クリスティアン・ |
フォルタレサ | 完全移籍 |
| FW | タイナン・ |
トッテナム・ |
完全移籍 |
| MF | ユーリ・ |
アストン・ |
完全移籍 |
| GK | カール・ |
リーズ・ |
完全移籍 |
| MF | アンドレイ・ |
チェルシー | 完全移籍 |
退団19選手
| 位置 | 選手 | 移籍先 | 移籍形態 |
|---|---|---|---|
| MF | ジェイス・ |
ロザラム・ |
期限付き移籍 |
| MF | ダン・ |
ルートン・ |
期限付き移籍 |
| DF | ハビーブ・ |
アーセナル | 完全移籍 |
| DF | ルイス・ |
セント・ |
完全移籍 |
| MF | トビー・ |
ウェスト・ |
完全移籍 |
| MF | ジェームズ・ |
アーセナル | 完全移籍 |
| FW | イーサン・ |
リンカーン・ |
期限付き移籍 |
| FW | イーサン・ |
ストックポート | 完全移籍 |
| FW | イーサン・ |
ピーターバラ | 完全移籍 |
| GK | ラデク・ |
ミドルズブラ | 完全移籍 |
| GK | アルタイ・ |
セルタ | 期限付き移籍 |
| DF | タイラー・ |
ローザンヌ | 完全移籍 |
| GK | エリー・ |
グリノック・ |
期限付き移籍 |
| MF | セク・ |
ローザンヌ・ |
期限付き移籍 |
| MF | カゼミーロ | インテル・ |
完全移籍 |
| GK | アンドレ・ |
トラブゾンスポル | 期限付き移籍 |
| FW | ジェイドン・ |
– | 契約満了 |
| FW | ラスムス・ |
ナポリ | 完全移籍 |
| DF | タイレル・ |
– | 契約満了 |
※移籍情報はプレミアリーグ公式サイトをもとに作成。
プレミアリーグ2026/27|試合日程・結果・順位表・得点ランキング・日本人選手・移籍情報
プレミアリーグ歴代優勝チーム一覧|優勝回数ランキングと過去の王者
プレミアリーグ移籍情報|全20クラブ加入・退団【2026/27シーズン】
【了】

