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「W杯はボイコットしないが」イラン代表、改めて米国開催拒否!シアトル議員は大統領発言の火消しに「不安を煽るべきではない」

text by 編集部 photo by Getty Images

イラン代表
ワールドカップ参加が不透明なイラン代表【写真:Getty Images】



 ワールドカップ(W杯)2026に出場する予定のイラン代表だが、国際サッカー連盟(FIFA)との交渉が決裂したことで、不参加の可能性が一段と高まっている。イラン・イスラム共和国サッカー連盟のメフディ・タージ会長が、大会から撤退する意向はないものの、米国開催の試合はボイコットするつもりであることを表明した。カタール紙『アルジャジーラ』が19日に報じている。

イラン代表の参加・不参加問題、また振り出しに

 事の発端は、米国がイスラエルと共に2月28日、イランに対して大規模な軍事作戦を実施したことにある。

 すでにW杯出場を決めていたイラン代表にとっては、母国が米国の敵対国になったことを意味しており、W杯の主催国の一つである米国に入国することは、安全面で大きなリスクがある。

 本来であれば、主催国が選手の安全を保障するのは当然であるが、あろうことか米国のドナルド・トランプ大統領は「イラン代表の出場は歓迎されるが、彼らの命や安全にとって適切ではないと思う」と述べ、不安を煽るような発言をしている。

 そのコメントを受けて、イランはFIFAに会場変更を要請。イランの試合を米国開催からメキシコ開催に変更することを提案した。

 メキシコのクラウディア・シェインバウム大統領は準備ができていると主張し、受け入れる姿勢を示している。

 しかし、FIFAはイランの要請を却下し、予定通り米国で試合を行うとの姿勢を崩さなかった。

 それでもイランは会場変更を諦めていない。



 タージ会長は「我々は米国をボイコットするが、W杯をボイコットすることはない」と述べ、改めて米国開催を拒否する構えを示した。

 トランプ大統領の発言により、周囲は火消しに動いている。

 米メディア『フロントオフィススポーツ』によると、イランのエジプト戦が行われる開催地シアトルのリック・ラーセン下院議員は「私は現在の抽選結果を支持する。

 これはW杯であり、各チームが開催国で安心して試合ができるようにするべきだ。

 イランが米国で試合を行うことについて、大統領は不安を煽るべきではない。

 イラン代表はピッチ上では質の高いチームであり、出場48チームの中で下位とも思わない。

 良いサッカーが見られるはずだし、それを阻害することは、残念という言葉では言い表せない。

 大統領があのような姿勢を取るなんて、むしろ失望すべきことである」と語っている。

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