かつて日本人選手の海外挑戦は、それ自体が一種のステータスと見なされる側面もあった。しかし、時代は変わり、もはや欧州クラブに所属する“だけ”では高い評価は得られない。今回は、欧州5大リーグでプレーする日本人選手たちの最新年俸をランキング形式で紹介する。※年俸は『Capology』、各スタッツは『transfermarkt』を参照
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1位:鎌田大地(かまだ・だいち)

【写真:Getty Images】
生年月日:1996年8月5日
推定年俸:633.2万ユーロ(約10億7657万円)
所属クラブ:クリスタル・パレス(イングランド)
25/26リーグ戦成績:9試合0ゴール1アシスト
欧州5大リーグでプレーする日本人選手で最も高い年俸を受け取っているのは、鎌田大地だ。
プレミアリーグのクリスタル・パレスで受け取る年俸は633.2万ユーロ(約10億7657万円)で、クラブ内でも最高額となっている。
鎌田は2024年夏、ラツィオを退団してフリーとなった。クリスタル・パレスは、日本代表MFを迎えるにあたり、移籍金不要という状況もあり、好待遇を提示した。
しかし、プレミアリーグ1年目は適応に苦戦した。コンスタントに起用されたが、得点に絡めず、チームの不振が続くと、批判の的になることもしばしば。次第に出場機会を減らした。
それでも、2025年に入ってからは中盤の低めの位置での起用が増え、持ち味である技術と戦術理解を発揮。シーズン終盤にはレギュラーの座をつかんだ。
適応を終えて迎えた2年目は、開幕節と第2節こそケガで欠場したものの、それ以降は先発出場を続けている。第3節アストン・ヴィラ戦では、プレミア初アシストも記録した。
9月27日に行われた第6節リヴァプール戦では、ボランチで起用され、この試合で最多のパス成功を記録し、2−1の勝利に貢献した。
クラブ公式サイトのファン投票ではマン・オブ・ザ・マッチにも選ばれるなど、存在感を示している。
今シーズンのクリスタル・パレスは、鎌田が出場した4試合で3勝1分けと好調。クラブ史上最長タイの公式戦18試合無敗も達成している。
鎌田のプレミアリーグ初ゴールも時間の問題かもしれない。
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