サンフレッチェ広島は12日、2025JリーグYBCルヴァンカップ準決勝・第2戦で横浜FCとホームで対戦し、2-1で勝利。2戦合計4-1で横浜FCを上回り、ファイナル進出を決めた。この試合の決勝点を決めたのが、ジャーメイン良。 その得点は、ボックス外から沈めた圧巻のゴールだった。
ジャーメイン良が決勝弾
敵地での第1戦を2-0で勝ち切った広島。ホームでの第2戦では、ゴール前での細かなパス交換から、ボックス内で加藤陸次樹が倒されると、PKを獲得する。これをヴァレール・ジェルマンが確実に沈め、10分に先制する。
しかし、17分に山根永遠に目の覚めるような豪快なミドルシュートを突き刺され、1点を返されてしまう。
それでも75分、この日は69分からの出番となった背番号「9」が、勝利を決定づけるゴールを奪う。
相手のバックパスを奪った中野就斗からのパスを受けたジャーメインは、敵陣中央左からドリブルを開始。相手の間を割ってボックス手前まで持ち込むと、迷いなく左足を振り抜く。強烈なグラウンダーのシュートは、ゴール右隅に吸い込まれた。ジャーメインの“個の力”とジェルマンのドリブルのコースを開ける動きが光った、見事なゴールだった。
この得点で2-1の勝利を収めた広島は、2戦合計4-1で横浜FCを退け、決勝進出。ミヒャエル・スキッベ監督率いるチームは11月1日、タイトルをかけて柏レイソルと国立競技場で対戦する。
