JリーグYBCルヴァンカップ決勝、柏レイソル対サンフレッチェ広島の試合が1日に国立競技場で行われる。準決勝・第2戦の川崎フロンターレ戦でチームを勝利に導いたのは、サッカー日本代表FW細谷真大の“ストライカー”らしいゴールだった。
決勝でも輝けるか?
【写真:Getty Images】
敵地での準決勝・第1戦を1-3で落とした柏は、逆転勝利を目指してホームに川崎を迎えた。
1-1で迎えた55分、後半開始からピッチに立った細谷真大がDFフィリプ・ウレモビッチのレッドカードを誘発し、試合の流れを大きく変えている。
73分、コーナーキックの流れからMF仲間隼斗がネットを揺らすと、直後には相手DFとの駆け引きを制した細谷がゴールを決めて、2戦合計スコアで追いつくことに成功した。
迎えた後半アディショナルタイム、柏の背番号「9」が劇的な逆転ゴールを突き刺して、チームを勝利に導く。
左サイドで攻撃を組み立てていた柏は、仲間がペナルティエリア内の細谷へと浮き玉でパスを送った。
このボールをDFを背負いながらしっかりと収めることに成功した細谷は、素早く反転しながら豪快に右足を振り抜き、ネットを揺らしている。
相手に激しく寄せられながらも胸トラップでシュートの打ちやすい位置にボールを落とし、最後は自ら決め切ったストライカーらしい一撃だった。
果たして、タイトルをかけた決勝の舞台で、柏の“エースストライカー”は輝きを放つことができるだろうか。