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サッカー日本代表とは大違い…。W杯出場が危うい実力国(1)過去最大の悲劇…病気が蔓延、ラスト3分で出場権がスルリ

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

 2026年に控えるFIFAワールドカップ(W杯)北中米大会に向けて、世界中の代表チームが夢の舞台への出場を決めている。すでに48チームのうち42チームの出場が確定した中で、実力がありながらも出場が危ぶまれている強豪はどこなのか。今回は、W杯出場に黄信号が灯る強豪国を紹介する。
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デンマーク代表

デンマーク代表
【写真:Getty Images】

監督:ブライアン・リーマー
最新FIFAランキング:20位
W杯欧州予選成績:3勝2分1敗

 デンマーク代表は、FIFAワールドカップ(W杯)欧州予選の歴史上で最も悲劇的な形で出場権を逃したチームかもしれない。

 予選グループCの最大のライバルであるスコットランド代表とは、第4節終了時点で勝ち点「10」で並んでいた。

 その時点でデンマーク代表は残りの対戦カードが最下位ベラルーシ代表と2位スコットランド代表であり、前者に勝つことができれば、最後の直接対決を前に優位に立てる可能性が限りなく高かった。

 しかし、11月の代表ウィーク期間中にチーム内で病気が蔓延し、主力選手の一部が体調不良に悩まされる緊急事態に。

 当初は欠場の可能性が伝えられた選手もピッチに立ったが、同時間帯に行われたスコットランド代表がギリシャ代表に敗れた中で、最下位ベラルーシ代表に2-2と引き分けたのはあまりに痛恨だった。

 続くスコットランド代表戦では90+3分に劇的な決勝点を許して逆転負け。W杯出場が決まるまで残り3分のところで切符を手放した。

 そんなデンマーク代表はW杯出場をかけたプレーオフ1回戦で北マケドニア代表と対戦する。

 仮にこの試合に勝利することができれば、チェコ代表とアイルランド代表の勝者と顔を合わせることになる。

 実力的にはデンマーク代表が最も優位だろうが、前回大会の予選プレーオフでイタリア代表を破った北マケドニア代表と、劇的な形でプレーオフ進出を決めたアイルランド代表は不気味な存在だ。

 スコットランド代表の敗戦を教訓に油断は禁物だろう。

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【了】

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