FIFAアラブカップ カタール2025の決勝が現地時間18日に行われ、ヨルダンとモロッコが対戦。後者が延長戦にも及んだ激闘を3-2で制し、王者に輝いた。試合後の表彰式では、ヨルダンの複数の選手が、今大会のモロッコの指揮官を務めたタリク・セクティウイ監督との握手を拒否した。モロッコメディア『HESPRESS』が伝えた。
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表彰式で握手を拒否?
国内および中東でプレーする選手を中心としたモロッコの優勝で、アラブカップは幕を下ろした。
アンダー世代を含めて、最近の国際大会での好成績が目立つ“アトラスの獅子”(モロッコ代表チームの愛称)が、アラブ諸国の王者を決める大会でも強さを発揮した。
表彰式では、メダルを受け取りに壇上へ上がるヨルダンの選手を称えようと、モロッコ代表選手は“花道”を実施。
タリク・セクティウイ監督(国内組の指揮官)も、その列に加わり、ヨルダンの選手に手を差し出したが、一部はこれに応じなかった。
この場面は映像で拡散され、モロッコ国内では議論を呼んでいるという。
同メディアは「ヨルダン人選手は負け犬なのか?関係者と両チームの代表が互いの健闘を称えるために整列する中、一部の選手は、モロッコ人監督との接触を露骨に避け、彼に手を差し伸べることなく通り過ぎた。
この態度はカメラに捉えられ、瞬く間にソーシャルメディアで拡散され、多くのサポーターに驚きと困惑をもたらした」と報じ、
この出来事は、大会全体の雰囲気とは対照的だ。大会を通して、フェアプレーとリスペクトの精神は際立っていた」と批判的に伝えた
そして、「イメージやスポーツマンシップの観点から見れば、やはり残念な行動だと言わざるを得ない」と断じている。
大会の締めくくりに、後味の悪さを残す一幕が生じた。
