AFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)準々決勝が現地時間17日に行われ、アル・アハリ・サウジとジョホール・ダルル・タクジムが対戦した。この試合では、負傷した選手への救護対応が遅れ、ジョホールの主将ナチョ・インサが怒りをあらわにする場面があり、大きな注目を集めている。その瞬間をサウジアラビアン人ジャーナリストのワリード・サイード氏が捉えていた。
緊急事態の行動が波紋
連覇を狙うアル・アハリは退場者を出しながらも、ジョホールに2-1で逆転勝利を収め、準決勝進出を決めた。
問題のシーンは37分だった。アル・アハリのDFアリ・マジュラシがバイシクル気味にクリアを試みたところ、ジョホールのジャイロがヘディングで競り合う。
すると、振り抜かれたマジュラシの足がジャイロの顔面付近に直撃。ジャイロはその場に倒れ込み、しばらく動けない危険な状態となった。
アル・アハリのベンチ前で起きたアクシデントだったこともあり、両チームのメディカルスタッフがすぐさま駆け寄って応急対応を開始。選手やスタッフは担架の投入を求めたが、救護班はなかなかピッチ内へ入ってこなかった。
これに激怒したジョホールの主将ナチョ・インサは、副審の旗を奪い取って地面へ投げつけると、救護班を激しく急かすような行動を見せた。その後、自ら担架を持ち上げ、ピッチ内へ運び込む異例の行動に出ている。
この騒動の後、危険なプレーをしたアリ・マジュラシにはレッドカードが提示され、インサにも一連の行動によりイエローカードが提示された。
負傷したジャイロは担架で搬送され、そのまま交代となった。緊急事態にもかかわらず救護対応が遅れたこと、そしてインサの激しい抗議行動を巡っては、現地ファンの間でも賛否を呼んでいる。
