WEリーグの野々村芳和チェアマン【写真:© WE LEAGUE】
日テレ・東京ヴェルディベレーザは4月29日、2025/26 WEリーグ クラシエカップ決勝でRB大宮アルディージャWOMENをPK戦の末に1-3で下し、初優勝を飾った。WEリーグの野々村芳和チェアマンが試合後、報道陣の取材に応じ、今大会を振り返った。
野々村芳和チェアマンが感じたWEリーグらしさ
「きょうのファイナルに12000人以上の人が集まってくれてすごく良かったと思います。ゲームの雰囲気、内容も両チーム素晴らしかったし、最後に大宮がアディショナルタイムで追いつけたこともすごく良い作品にしてくれた。
いつも言いますけど、両チームのサポーターがいて、良いサッカーがあって、第3者的に楽しむファンがいて、というすごく目指したいものに近いものは見せてくれたかなと思っています」
野々村芳和チェアマンは、90分で決着がつかず、延長戦でも終盤にゴールが生まれるなど、劇的な試合内容にも触れ、理想に近いゲーム展開だったと総括した。
また、試合後の選手たちの雰囲気について、「表彰式とかで、大宮の選手とかは“もう絶対笑おうね”みたいな、あの感覚はなかなか男子のゲームでは、僕も感じることがなかった」と触れ、こう続けた。
「女子らしさ、WEらしさみたいなところを僕自身も感じることができたので、おそらく多くの初めて見る人とか、関わりの少ない人にとってもWEリーグを感じる試合になったんじゃないかなと思います」
決勝の観客数は12006人。Jリーグの試合と重なる中、多くのファン・サポーターが駆け付けたことに「きょうのこの条件の中での12000人というのはWEリーグにとってはすごく大きな良い数字」とした。
「Jのファン=WEのファンではないはずなので、ここから5年、10年かけて、いろんなターゲットにアプローチしていくというか、見つけていけばいい話だと思うので、きょう見に来てくれた人はすごく楽しめたんじゃないかなと思います」
一定の手応えを感じた一方で、冒頭で触れた“目指したいもの”は、これからさらに突き詰めていくことになる。
「普段のWEリーグのゲーム、クラシエカップの予選からより多くの人に楽しんでもらえるようなものに当然していかなきゃいけないと思います。その中でWEリーグらしい空気感のゲームをしっかり確立して、『女子のWEリーグ クラシエカップのゲームはこんな感じだよな』というのが伝わるようになっていくことが重要かなと。
そうすると、『あのゲーム見たいよね』という層が決まってくるはずなので、時間は掛かるかもしれないですけど、すごく良いものをきょうは提供できたと思います」
WEリーグの良さを感じている層に引き続き、アプローチしていくこともそうだが、新規ファンの開拓と両面からのアプローチが重要になっていくだろう。
スタンドには子供連れのファミリー層が目立った。この日の体験が原体験となり、また足を運んでみようと思ってくれたのであれば、最高の作品作りと言えるかもしれない。
(取材・文:竹中愛美)
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