オーストラリア代表DFのハリー・サウター(レスター・シティ)と、実兄でスコットランド代表DFのジョン・サウター(レンジャーズ)は、それぞれ異なる代表資格を持ち、別々の国の代表としてFIFAワールドカップ2026(北中米W杯)に出場する。
異なる代表で兄弟でワールドカップ出場
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兄弟そろって世界最高峰の舞台に立つが、その裏には2022年に亡くなった兄アーロンさんの存在があったという。イギリスメディア『BBC』が、現地時間9日に伝えている。
ハリーとジョンにとって18歳年上の兄アーロンさんは、単なる兄ではなかった。
「僕にとっては第二の父親のような存在だった。憧れの存在だったし、何でも真似したかった」ハリーはそう振り返る。
サッカーだけでなくゴルフにも秀でたアーロンさんは、幼い頃から2人の良き手本だったという。しかし、アーロンさんは難病である運動ニューロン疾患との闘病の末、2022年7月に42歳でこの世を去った。
それでも兄の存在は今も2人の中に生き続けている。
ジョンは長い負傷離脱から復帰し、2021年11月のデンマーク戦でスコットランド代表初ゴールを記録した際、その得点を闘病中だった兄へ捧げた。
「兄のアーロンは家で見ている。このゴールは彼のためだ。リハビリ期間中、本当に支えてくれた」
現在、2人は兄を刻んだタトゥーを身につけながらプレーしているという。
また、悲しい出来事は兄弟の絆をより強いものにもした。
イングランドでプレーするハリーと、スコットランドでキャリアを歩んできたジョンは以前、それほど頻繁に連絡を取り合う関係ではなかった。しかし兄の死後、電話やメッセージを交わす機会が増えたという。
「もし良かったことが一つあると言えるなら、それは僕とジョンの距離が近くなったことだ」ハリーはそう語った。
今大会ではスコットランド代表とオーストラリア代表が別組となったため、直接対決は実現しない。それでも兄弟そろってワールドカップの舞台に立つことは、家族にとって大きな誇りだ。
「ジョンがここにいることが本当にうれしい。家族みんなが誇りに思っているし、僕自身も彼を誇りに思う」
亡き兄への思いを胸に、サウター兄弟はそれぞれの国を背負って世界の舞台に挑む。
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