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韓国代表のW杯敗退で“政治介入”懸念 政府が協会特別監査でFIFA懲戒の可能性も 韓国メディア警鐘「政府が運営に介入するのか」

text by 編集部 photo by Getty Images
韓国代表のソン・フンミン

【写真:Getty Images】



 FIFAワールドカップ2026(北中米W杯)で韓国代表がグループリーグ敗退に終わったことを受け、韓国国内で大韓サッカー協会への批判が強まっている。韓国メディア『マネートゥデイ』は、政府による協会への特別監査が発表された一方で、サッカー行政への政治介入を懸念する声も出ていると報じた。

政府が協会特別監査でFIFA懲戒の可能性も


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 韓国代表はホン・ミョンボ監督の下、グループA初戦でチェコ代表に2-1で勝利したものの、その後はメキシコ代表、南アフリカ代表に連敗。1勝2敗で3位に終わり、3位チームの成績上位枠にも入れずラウンド32進出を逃した。比較的突破を狙える組と見られていただけに、国内では指揮官や協会運営への不満が噴出している。

 韓国のチェ・フィヨン文化体育観光部長官は29日、SNSを通じて大韓サッカー協会に対する特別監査の実施を発表した。外部専門家を含む調査委員会を設置し、協会の運営全般を調べ、不正や違法行為が確認されれば厳しく責任を問う方針だという。監査結果は白書としてまとめ、情報提供窓口も運営すると伝えた。

 さらにイ・ジェミョン大統領も、今回のW杯失敗を「組織と人事の失敗」と指摘し、徹底した原因究明を求めた。政府側の対応は、単なる敗退の検証にとどまらず、協会長選挙の方式改善にまで及ぶ可能性があり、同メディアは「政府がサッカー運営そのものに深く介入するのではないか」という懸念が出ていると伝えた。



 問題となるのは、FIFAが各国協会の独立性を重視している点だ。FIFAは政治権力や政府が協会運営に過度に関与することを禁じており、過去には政府介入を理由に警告や資格停止処分を受けた国もある。同メディアは、「大韓サッカー協会は民間スポーツ団体だ」と前置きしつつ、他国の協会が政府介入問題で、FIFAの警告や資格停止懲戒を受けた事例も少なくないと強調した。

 また、協会の改革と政府による統制は別問題であり、監査が人事や選挙、運営方針の決定にまで広がれば、FIFAとの関係でも論争を招きかねないと指摘している。

 さらに、2010年南アフリカW杯で3戦全敗に終わった北朝鮮が、帰国後に政治的責任追及の対象となった事例にも触れた。ただし、現在の韓国の特別監査と独裁国家の政治的処罰は同列には扱えないとも説明している。

 それでも、W杯敗退をきっかけに政府の関与範囲が広がる流れには注意が必要だ。韓国サッカーには責任追及と改革が求められているが、同メディアは、協会の自律性まで損なわれれば、それ自体が新たな火種になると警鐘を鳴らしている。

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