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FIFAに批判噴出…イングランド戦キックオフ時間変更騒動 5時間の混乱で浮き彫りになった「リーダーシップ不足」を英メディアが指摘

text by 編集部 photo by Getty Images

ジャンニ・インファンティーノ会長
ジャンニ・インファンティーノ会長【写真:Getty Images】



 FIFAワールドカップ2026(北中米W杯)のラウンド16、イングランド代表対メキシコ代表を巡り、キックオフ時間の変更を巡る混乱が発生した。現地では試合開始時間が変更されるとの報道が相次いだものの、約5時間後に当初の予定通り開催されることが決定。英紙『The Independent』は4日、この一連の対応についてFIFAのリーダーシップ不足を指摘している。

イギリスメディアがFIFAの問題点を指摘


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 発端となったのは、メキシコ市内で3日の正午過ぎに現地メディアが「雷雨予報を受け、試合開始時間が午後6時(現地時間)から正午へ6時間前倒しされる」と報道したことだった。メキシコ代表のハビエル・アギーレ監督もテレビ番組に出演し、この決定に強い不満を示した。

 その後、FIFA関係者は変更について協議が行われていることは認めながらも、「まだ正式決定ではない」と説明。一方で現地メディアは変更を既成事実として報じ続け、情報が錯綜した。

 最終的には約5時間後、FIFAは試合を当初の予定通り開催すると各方面へ伝達。キックオフ時間は変更されなかった。

 しかし、この混乱は両チームの準備だけでなく、サポーターにも影響を及ぼしたようだ。試合観戦のため移動中だったイングランド代表のサポーターの中には、予定変更を見越して高額な追加費用を負担したケースもあったという。


 FIFAはメキシコシティで予想される雷雨や洪水のリスク、さらにメキシコ代表の前戦後に発生した混乱を受けた警備面などを考慮し、対応を協議していたとされる。

 一方、『The Independent』は、問題は天候ではなく、情報発信だったと指摘。FIFAが混乱発生後も十分な説明や情報提供を行わず、責任の所在も明確にしなかったことで混乱が拡大したと報じている。

 また、イングランドサッカー協会(FA)は変更協議について事前に知らされておらず、メキシコ側も地元放送局の報道で初めて知ったとされる。

 アギーレ監督は「スケジュール変更は胃に一発食らったようなものだ。食事や昼寝、睡眠、フィジオの予定など、すべてを変更しなければならない」と不満を口にした。

 さらに、混乱の最中には「FIFAとBBCの交渉がキックオフ時間変更の背景にある」との報道も出たが、放送局のBBCはこれを全面否定。約5時間にわたる混乱の末、試合は当初のスケジュール通り開催されることが決まった。

『The Independent』は、一連の混乱を受け、大会を運営するFIFAの危機管理能力やリーダーシップ不足が浮き彫りになったと指摘している。

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