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W杯で“スローイン”からの得点が急増 すでに過去4大会の合計に並ぶゴール数、ロングスローの数も約2倍に

text by 編集部 photo by Getty Images

【写真:Getty Images】



 FIFAワールドカップ2026(北中米W杯)で、スローインから生まれる得点が急増している。データサイト『Opta』は「今大会では通常より多くのゴールがスローインから生まれている」と題し、今大会ではスローインが試合を動かす重要な武器になっていると分析した。

すでに過去4大会の合計に並ぶゴール数


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 同メディアによると、今大会のグループリーグ終了時点ですでにスローインを起点とした得点が6ゴール生まれているという。

 これは2010年、2014年、2018年、2022年の4大会合計と同じ数字であり、2010年から2018年までは各大会2得点、2022年のカタールW杯ではスローイン起点の得点はゼロだった。

 また、記事では、今大会のスローイン起点の6得点は、1966年以降のW杯で歴代2位タイの数字だと紹介。最多は、同じくアメリカで開催された1994年大会だったという(7得点)。

 さらに、相手ペナルティーエリア内を狙う20メートル以上のロングスローも増加。今大会では73試合終了時点で177本、1試合平均2.4本が記録されており、2018年と2022年の1.6本、2014年の1.3本を大きく上回っている。

 一方で、スローインの総数自体は減っている。今大会は1試合平均36.8本で、21世紀以降の男子W杯では最少ペースだという。それでも得点やシュートにつながる場面は増えており、『Opta』は「スローインの数は減っているが、チームはより効果的に使っている」と指摘している。



 背景には、今大会から導入された新ルールの影響もあるようだ。スローインに時間をかけすぎた場合、主審が5秒のカウントダウンを始め、時間内に再開できなければ相手ボールになる。

 これにより、スローインの平均所要時間は2018年の14.8秒、2022年の15.7秒から、今大会は13.0秒に短縮された。素早い再開が守備側の準備を遅らせ、攻撃側にチャンスを生んでいる可能性がある。

 かつては単なるリスタートと見られがちだったスローインだが、今大会では明確な得点源になっている。ロングスロー、クイックスロー、セカンドボール回収まで含めた設計が、ノックアウト方式のW杯で勝敗を分ける“差”になりつつある。

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