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トランプ氏の要請はなぜ認められた? スペインのスポーツ法専門家がバログン騒動を解説「FIFAは一つの国家のように機能」

text by 編集部 photo by Getty Images

ドナルド・トランプ大統領
アメリカのドナルド・トランプ大統領、FIFAのジャンニ・インファンティーノ会長【写真:Getty Images】



 アメリカ代表FWフォラリン・バログンの出場停止処分が覆された問題について、スペインメディア『Cadena SER』は現地時間7日、スポーツ法の専門家であるハビエル・ロドリゲス・テン氏の見解を紹介。その法的根拠を解説している。

スポーツ法の専門家が解説


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 バログンはFIFAワールドカップ2026(北中米W杯)ラウンド32のボスニア・ヘルツェゴビナ代表戦で退場処分を受け、本来であればベルギー代表とのラウンド16は出場停止となるはずだった。

 しかし、FIFAは1試合の出場停止処分の執行を1年間猶予。さらに、ドナルド・トランプ米大統領がFIFAのジャンニ・インファンティーノ会長に処分の見直しを要請していたことも判明し、大きな議論を呼んだ。

 この件について、スポーツ法専門の弁護士であり、サン・ホルヘ大学教授でもあるロドリゲス・テン氏は、「FIFAは一つの国家のように機能している。大会運営や組織のルールを独自に定めており、その物語(ルール)はFIFA自身が作っている」と説明した。

 同氏によると、通常は退場処分による1試合の出場停止は自動的に適用され、異議申し立ても認められない。しかし今回は、FIFA懲戒規程第27条にある「科された制裁の執行を停止できる」という例外規定が適用された可能性が高いという。


 ただし、「問題は、この例外規定がどのような場合に適用されるのかが明確ではないことだ」と指摘。規則は存在するものの、その運用基準が不透明であることが今回の騒動を招いたとの見方を示した。

 また、ベルギーサッカー協会がFIFAへ説明を求めた件についても言及。「FIFAはベルギー側の申し立てを『控訴』として扱ったが、控訴は本来、処分を受けた当事者が行うものであり、ベルギーは当事者ではないとして受理されなかった」と説明した。

 最終的にアメリカはベルギーに1-4で敗れて敗退したが、ロドリゲス・テン氏は「もしアメリカが勝っていたなら、この問題はさらに大きな議論になっていただろう」との見解を示している。

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