【写真:Getty Images】
FIFAワールドカップ2026(北中米W杯)は準々決勝の全日程が終了し、ベスト4が出揃った。準決勝へ進んだのは、フランス代表、スペイン代表、イングランド代表、アルゼンチン代表。欧州勢が3チーム、南米勢が1チームを占める結果となり、大会終盤の勢力図は欧州と南米が中心となっている。
欧州が勝率50%超えで突出
大陸別成績を見ても、その構図は数字に表れている。100試合終了時点で、欧州勢は74試合を戦い39勝15分20敗。勝率は52.7%で、全大陸連盟の中で最多となる39勝を挙げている。得点137、失点95、得失点差は+42と、攻守両面で他大陸を大きく上回った。
南米勢も28試合で14勝8分6敗、勝率50.0%を記録。得点40、失点25、得失点差+15と安定した成績を残し、前回王者アルゼンチンが4強入りを果たした。勝率5割以上を記録しているのは欧州と南米だけで、ベスト4の顔ぶれと大会全体の成績がそのままリンクしている形だ。
一方、その他の大陸は苦戦した。アフリカ勢は42試合で11勝12分19敗、得失点差−11。モロッコ代表がベスト8まで勝ち残ったものの、全体では負け越した。北中米カリブ海勢も24試合で9勝2分13敗、得失点差−5。開催国のアメリカ合衆国代表やメキシコ代表、カナダ代表が決勝トーナメントに進んだが、4強には届かなかった。
最も厳しい数字となったのはアジア勢だ。29試合で3勝10分16敗、勝率はわずか10.3%。得点25に対して失点60、得失点差は−35と大きく沈んだ。日本代表とオーストラリア代表がラウンド32へ進出した一方、ラウンド16に残ったチームはなく、出場枠拡大の恩恵を結果につなげることはできなかった。
48カ国制となった今大会では、多くの地域に本大会出場のチャンスが広がった。しかし、ベスト4時点で見れば、勝ち残ったのは欧州と南米のみ。大陸別成績からも、世界の勢力図は依然として欧州・南米中心であることが浮き彫りとなっている。