FIFA(国際サッカー連盟)のジャンニ・インファンティーノ会長に対し、2026年11月に予定されている次期会長選で対抗馬を擁立しようとする動きがUEFA(欧州サッカー連盟)加盟協会内で広がっているようだ。イギリスメディア『talkSPORT』が14日に報じている。
UEFAが次期FIFA会長選へ対抗馬を用意か?
インファンティーノ会長は今年4月のFIFA総会で3期目を目指して立候補する意向を表明しており、無投票で再選される可能性も取り沙汰されていた。しかし、UEFA内部では対抗候補を擁立し、会長選で十分な議論を行うべきだとの声が強まっている模様。
その背景には、FIFAの懲戒処分を巡る一連の対応がある。FIFAワールドカップ2026でアメリカ代表FWフォラリン・バログンに科された出場停止処分が覆された件では、ドナルド・トランプ米大統領からインファンティーノ会長へ電話があったことが報じられ、UEFAは「越えてはならない一線を越えた」と強く反発していた。
インファンティーノ会長は懲戒委員会の独立性を強調したものの、処分撤回の詳しい理由については十分な説明がなされていない。また、『talkSPORT』によれば、この件に関する連絡はFIFA懲戒委員長モハマド・アル・カマリ氏のみが行ったとされている。
次期会長候補としては、UEFAのアレクサンデル・チェフェリン会長が最有力とみられるが、同氏はUEFA会長職の続投を優先する意向で、インファンティーノ会長との直接対決には消極的だという。
一方、ベルギーやポーランドなど複数のUEFA加盟協会は、パリ・サンジェルマンのナセル・アル・ケライフィ会長を擁立する案を支持しているものの、本人に出馬の意思はないとみられている。
さらに、ボスニア・ヘルツェゴビナ、ノルウェー、スウェーデン、ドイツ、スペインなどのサッカー関係者は、ポーランドのレギア・ワルシャワを所有するダリウシュ・ミオドゥスキ氏ら他の欧州候補についても協議を進めているという。
UEFA以外では、CONCACAF(北中米カリブ海サッカー連盟)のビクター・モンタリアーニ会長や、CAF(アフリカサッカー連盟)のパトリス・モツェペ会長の名前も将来的な候補として挙がっている。ただ、モツェペ会長はインファンティーノ会長との関係が良好で、2031年以降の出馬を見据えていると報じられている。
もっとも、インファンティーノ会長が推進するワールドカップ64チーム制やクラブワールドカップの拡大などは、CAFやAFC(アジアサッカー連盟)、CONCACAF加盟協会から広く支持されており、対抗候補が勝利するハードルは依然として高いようだ。
なお、次期FIFA会長選の立候補締め切りは11月18日で、選挙はモロッコ・ラバトで同日に実施される予定となっている。
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