【写真:Getty Images】
FIFAワールドカップのさらなる出場国拡大論を巡り、中国メディアが悲観的な見方を示している。中国メディア『直播吧』は、FIFAのジャンニ・インファンティーノ会長がW杯を64チーム制へ拡大する可能性に言及したことを受け、「64チーム制になればアジア枠は12になるが、中国代表のFIFAランキングはちょうどアジア13位」と伝えた。
W杯出場枠64チームに拡大でも中国代表は出場圏外
2026年北中米W杯は、従来の32チームから48チームへ拡大されて行われている。さらに今後、64チーム制が検討される可能性が浮上しており、出場国が増えればアジア勢にも恩恵が及ぶと見られている。
同メディアは、現行の48チーム制における各大陸の配分比率を基にした場合、欧州は20枠、アフリカは14枠、アジアは12枠、中北米カリブ海は8枠、南米は7枠、オセアニアは3枠になると予想した。
しかし、アジアの枠拡大に対する中国側の受け止めは明るくない。中国代表は最新FIFAランキングで世界91位、アジアでは13番手。仮にアジアの出場枠が12まで増えたとしても、単純な順位上では出場圏外に位置している。記事ではアジア上位のチームとして日本代表や韓国代表、オーストラリア代表などを列挙し、中国が13番手にとどまっている現実を伝えた。
さらに中国メディア『新浪体育』では、64チーム制を「美しい幻想」と表現しつつ、アジア枠が12に増えても中国代表が「依然として無情にも門の外に阻まれる」と指摘した。
同記事は「枠が増えれば中国代表もいつか滑り込める」という期待を「現実は痛烈なビンタ」と断じている。48チーム制での8.5枠から64チーム制で12枠へ増えても、その恩恵はアジア全体に広がるだけで、中国だけに都合よく届くものではないという冷静な見方だ。
記事では、中国代表の前にはヨルダン、UAE、オマーンなどアジアで安定した成績を残す国々が立ちはだかり、後方からはインドネシア、ベトナム、タイなどが急速に迫っていると指摘。特にインドネシアについては、帰化選手の活用によって「中国より前を歩いている」と評価した。
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