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アルゼンチン代表、イングランド戦後の「マルビナスはアルゼンチンのもの」旗でFIFA処分の可能性。過去には罰金処分も

text by 編集部 photo by Getty Images

アルゼンチン代表
アルゼンチン代表【写真:Getty Images】



 アルゼンチン代表が、イングランドとのFIFAワールドカップ2026(北中米W杯)準決勝後に掲げた旗をめぐり、国際サッカー連盟(FIFA)から処分を受ける可能性が浮上している。イギリスメディア『Mirror』が16日に報じた。

アルゼンチン代表、政治的主張でFIFAから処分の可能性

 アルゼンチンは現地時間15日、北中米W杯準決勝でイングランドと対戦。アンソニー・ゴードンに先制点を許したものの、エンソ・フェルナンデスとラウタロ・マルティネスが得点を挙げ、2-1で逆転勝利を収めた。

 試合後、アルゼンチンの選手たちは「Las Malvinas son Argentinas(マルビナスはアルゼンチンのもの)」と書かれた旗を掲げた。

 マルビナス諸島はイギリスが「フォークランド諸島」と呼ぶ島々で、1982年には領有権をめぐってアルゼンチンとイギリスが戦争を行った。この74日間の戦争では、イギリス軍兵士255人、アルゼンチン軍関係者649人が命を落としている。

 今大会、アルゼンチンの選手やサポーターは、マルビナス諸島に言及する歌を歌ってきたという。イングランドとの試合を前に、アルゼンチン代表MFロドリゴ・デ・パウルは、「これはサッカーの試合でありながら、より大きなものを背負っている。ディエゴ(マラドーナ)が成し遂げたことを思い出させる」と語っていた。


 一方で、「マルビナスの英雄たちをたたえる歌を歌うが、サッカーの試合とマルビナスの問題は別の場所で議論されるべきだ。起きたことは悲劇であり、亡くなった人々を常に忘れない。しかし、我々が望んでいるのは、この試合に勝って決勝に進むことだ」とも話していた。

 FIFAは、主催する試合における政治的な主張を禁止している。今回掲げられた旗が政治的メッセージと判断されれば、アルゼンチンサッカー協会(AFA)が処分を受ける可能性がある。

 実際、2014年にはAFAが、スロベニアとの親善試合前に選手たちが同様の旗を掲げたとして、3万スイスフラン(当時約580万円蔓延)の罰金処分を受けた。

 当時のFIFAは、同旗の掲示が「政治的行動」や「チームの不正行為」に関する規定に違反したと判断していた。

 イングランドとの歴史的な因縁を持つアルゼンチン。準決勝ではピッチ上で激しい戦いを繰り広げたが、試合後に掲げられた歴史的・政治的メッセージをめぐり、FIFAがどのような判断を下すのかにも注目が集まっている。

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