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W杯決勝は「トランプ大統領、ハーフタイムショー、サッカー以外のすべて」 FIFAの“約束破り”、表彰式での大統領の行動を英紙は批判

text by 編集部 photo by Getty Images
ドナルド・トランプ大統領

ドナルド・トランプ大統領【写真:Getty Images】



 FIFAワールドカップ2026(北中米W杯)決勝、スペイン代表はアルゼンチン代表を1-0で下し、世界一に輝いた。しかし、大会を締めくくる大一番は、試合そのもの以外の要素にも大きな注目が集まった。英紙『The Guardian』は「トランプ大統領、ハーフタイムショー、そしてサッカー以外のすべて」と題し、決勝を取り巻いた過剰演出や政治色を皮肉交じりに伝えている。

トランプ大統領、ハーフタイムショー、サッカー以外のすべて

 まず批判を浴びたのが、W杯史上初となる本格的なハーフタイムショーだ。英メディア『talkSPORT』によると、FIFAは当初、スペインとアルゼンチンに対してハーフタイムは17分になると説明していたが、実際の休憩時間は27分24秒に及んだという。通常の15分を大幅に超える長さとなり、同メディアはFIFAが両チームへの“約束”を破った形だと指摘している。

 ショーではマドンナ、BTS、ジャスティン・ビーバー、シャキーラらが登場し、スーパーボウルを思わせる米国式の演出が展開された。だが、その派手さとは裏腹に、サッカーの決勝に必要だったのかという疑問は残った。実際、長い中断は選手のコンディション維持にも影響しかねず、世界一を決める試合の流れを断ち切る演出だったとの批判は避けられない。

 さらに試合後の表彰式でも、ドナルド・トランプ米大統領の存在感が物議を醸した。トランプ大統領とFIFAのジャンニ・インファンティーノ会長がピッチに登場すると、スタジアムではブーイングが起きた。スペインの選手たちがメダルを受け取る場面では、両者が交互に授与を行い、それぞれが“見せ場”を得るような形になった。



 そして優勝トロフィーがスペイン主将ロドリに手渡された後も、トランプ大統領はスペイン代表のそばに残り続けた。歓喜の輪に加わるわけではないものの、王者がトロフィーを掲げる瞬間の近くに立ち、最終的にはインファンティーノ会長に促されるようにして脇へ下がった。

 スペインにとっては歴史的な優勝の瞬間だったが、決勝の記憶には試合内容だけでなく、長すぎたハーフタイムショー、ブーイングを浴びた表彰式、そしてトロフィーリフト時の“居残り”も刻まれることになった。

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