カバン・サリバン【写真:Getty Images】
アディダスが開発を進める3Dプリント技術を用いたサッカースパイクが、プロの公式戦で実戦投入された。着用したのは、MLSのフィラデルフィア・ユニオンに所属するMFカバン・サリバンだ。
“完全3Dプリントスパイク”
このスパイクは、アディダスが2026年3月に始動した「Project R.A.P.(Radical Athlete Perception)」から生まれたもの。同プロジェクトでは、積層造形技術を使い、競技やアスリートごとに異なる製品を作り出すことを目指している。
アディダスの公式サイトによると、今回のフットボールブーツは選手のフィードバック、テスト、各種データをもとに開発。3Dプリントによって選手ごとの足に合わせたフィットと、個別に調整されたサポートを提供する設計だという。
開発にはFWクヴィチャ・クワラツヘリアとFWアデモラ・ルックマンも協力している。現時点では市販モデルではなく、将来に向けた実証段階のコンセプトと位置づけられている。
サッカーギア専門サイト『Footy Headlines』は、サリバンがプロ公式戦で完全3Dプリント製のスパイクを着用した初の選手になったと伝えた。ピンクと赤を組み合わせた配色で、アッパーからソールまで細かな層が連なる、立体的なリブ構造が目を引く一足となっている。
実戦投入されたのは、現地時間22日に行われたMLSのニューヨーク・レッドブルズ戦。サリバンは先発して85分までプレーし、フィラデルフィアは3-1で勝利した。未来的なスパイクのデビュー戦を白星で飾っている。
アディダスの公式インスタグラムでは、3Dプリントで作成されたスパイクのデザインを公開。サリバンがスパイクを着用してプレーした姿を伝えている。