マンU新監督モイズのスタイルとは? 香川をボランチで起用する可能性も

マンチェスター・ユナイテッドの新監督にモイズ氏が就任した(現エバートン監督)。ファーガソンとの共通点も多いモイズのスタイルとはどのようなものか? そして来季、香川真司をどう起用するのか? 現地記者が分析する。

2013年05月10日(Fri)11時49分配信

text by 斎藤史隆 photo Kazhito Yamada / Kaz Photography
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ファーガソンが太鼓判を押したモイズ

 マンチェスター・ユナイテッドの動きは早かった。8日にファーガソン監督の今季限りの退任が決まったクラブは9日、役員会を開き、エバートンを率いるモイズ監督が来季から6年契約で新指揮官に就任すると発表した。

 後任の選出に大きな役割を果たしたのはやはりファーガソン監督だった。モイズ監督を役員会に推薦したファーガソン監督は「次期監督をモイズにすることに役員会は満場一致で同意した。彼がマンチェスター・ユナイテッドの監督に必要な質を持っていることに疑問の余地はない」と語る。

 発表前、今季限りで契約が切れるエバートンにユナイテッドの指揮官就任の意向を伝えたモイズ監督も71歳に応える形でコメントを寄せた。

「ファーガソン監督が私を適任者と推薦してくれたことを喜んでいる。史上最高の監督の後を継ぐのは非常に難しいことは理解している。しかし、マンチェスター・ユナイテッドの監督に就任する機会というのは簡単に訪れることではない」
 
 結局は大方の予想通りに決着した後任人事だが、両者には共通点が多い。出身はともにスコットランドのグラスゴー。支持政党は労働党。競馬好きという点も共通している。趣味や嗜好はともかく、長期に渡ってピッチ外でも友好な関係を築いていた両者の手腕は類似している。

 最大の特長は選手の能力を最大限に発揮させる能力だろう。2002年から指揮したエバートンは常に資金難の抱え、高額の移籍金や年棒を払えるクラブではなかった。しかし、エバートンで力を発揮できなかった選手は少ない。結局は2005年のCL出場権獲得など予想を上回る成績を残し、リーグの年間最優秀監督に3度も選ばれてきた。確かに欧州カップ戦などの経験は少ないが、ファーガソン監督の後任には最適というのは大方の見方だ。

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