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抜群の安定感で評価を高めた酒井高徳 活躍の理由と内田超えに必要な課題に迫る

text by 編集部 photo by Ryota Harada

代表のレギュラーを奪う可能性も

――酒井高徳は両サイドバックをできるという強みもあります。

「これも評価できる点ですね。左右どちらの足でもクロスを上げることが出来ますし、しかも正確です。ダイレクトで強くて速いボールを両足で蹴ることができるサイドバックはなかなかいません。それに、日本人サイドバックの特徴であるスポードもかなりのものを持っています」

――少し前にはACミランへの移籍の噂も出ました。

「真偽の程は定かではありませんが、彼であれば十分にプレーできると思いますし、正式なオファーが来ていても何ら不思議ではありません」

――最近では日本代表にも定着するようになりました。

「オマーン戦でアシストを記録したように、長友佑都や内田篤人と遜色のないプレーを見せることが出来ています。課題は『ゲームを読む力』と『判断力』。今、内田と差があるとすればそこでしょう」

――では、そこが成長すれば、代表のレギュラー奪取も可能だと?

「そうですね。長友と内田もケガが多くなってきました。彼らがもし長期離脱ということになればすぐにでもポジションを確保できるでしょう。6月のコンフェデレーションズカップや来年のワールドカップで彼がスタメンに名を連ねていても何ら不思議ではありません」

【了】

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