【独占インタビュー】元鹿島監督オリベイラ「私なら今野はボランチに、DFには闘莉王を使う」

2013年06月09日(日)11時04分配信

text by 沢田啓明 photo Kenzaburo Matsuoka
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本田のような選手はいない

――攻撃面ではどうでしょうか?

「本田(圭祐)、香川(真司)、岡崎(慎司)、前田(遼一)、清武(弘嗣)、乾(貴士)、ハーフナー(マイク)、(中村)憲剛と、タレントは揃っている。国際舞台で日本の強みとなるのは、俊敏でクレバーな動き、豊富な運動量、そして繊細なテクニック。

 これらの特長を十分に生かして、相手守備陣のマークを混乱させ、スペースを創り、作り出したチャンスを確実に決めなければならない。サイド攻撃も、重要なカギを握るだろう。右サイドで内田(篤人)と岡崎、左サイドで長友(佑都)もしくは(酒井)高徳と香川らが連携して、素早いパス交換から突破を図りたい」

――昨年10月の試合で、日本代表は前田が故障で欠場していたことから、典型的なCFを起用しない「ゼロトップ」のフォーメーションで臨みました。これについては、どう思いますか?

「私個人としては、やはりCFを起用したい。前田はオールラウンド・タイプでクレバーなCFだ。他にも、オランダで成長の跡が見えるハーフナー、昨年のJリーグで素晴らしいプレーを見せた佐藤寿人がいる。今年、Jリーグで結果を出している渡邉(千真)、豊田(陽平)、工藤(壮人)らを試すのもいいだろう」(編注:インタビューはメンバー発表前に行われた)

――日本代表はザッケローニが監督となってから5敗していますが、1試合を除いて本田が故障で欠場していた試合でした。本田がいないときの戦い方が、大きな課題となっています。

「本田は、キープ力が高く、決定的なパスを出せて、得点能力もある。素晴らしい選手だ。ただ、現在、日本には彼と同じような特長を持った選手が見当たらない。となれば、彼がいないときにチームのプレースタイルが変わるのは仕方がないが、それでもチームの総合力を落とすわけにはいかない。

 私なら、本田がいないときは(中村)憲剛をトップ下で使う。彼は、本田ほどのキープ力と身体能力はないが、決定的なパスを配給でき、守備力が高い。リーダーシップもあって、とてもいい選手だ。ブラジルのビッグクラブでも十分に通用する力がある」

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