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ヴェンゲル・コード

アーセナル、その理想の行方
【著者】リチャード・エヴァンズ 【訳】東本貢司

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【内容】
フットボール史上、最も魅惑的にして知的なマネージャーの物語

「我々はスーパースターを買わない。創るのだ」
―――アーセン・ヴェンゲル

名門アーセナルFCの限りない希望と未来のために、史上最も魅惑的で知的な監督が掲げる「法典(コード)」、――その哲学と信念、ヴィジョンと闘争のすべて!

「アーセンは奇跡を起こす。彼はクラブに革命を起こす。彼がここにいる限り、フットボールは別次元へと飛翔する」―――デイヴィッド・ディーン(元アーセナル副チェアマン)

「アーセナルを、彼は変えた。彼が具現したプレースタイルとぼくらが勝ち取ったトロフィーがそれを証明している」―――ティエリー・アンリ

彼こそは、歩くアイディア、哲学、スポーツ心理学、
そして確固たる自我の意識そのもの…。
その奥深いマネージメントに迫る。

本書『ヴェンゲル・コード』は、その天稟のエッセンス、
ならびに、何が彼をしてアーセナルのマネージャー、
21世紀フットボールのガルガンチュア経済ブームにも動じない
リーダーたり得ているのかを解き明かしてみせる。

生来のガナーズファン、リチャード・エヴァンズの
徹底してあるがままに綴る筆致に読者は圧倒されるだろう。
その、痛々しい事実と啓示的真実の数々は、
アーセナルFCへの限りない希望の未来のために、
一個の人物、一人の監督、そして一つの「コード」が築いてきた
熱烈なヴィジョンと信念を、鮮やかに炙り出す。

【目次】
「ヴェンゲル・コード アーセナル、その理想の行方」目次
日本語版に寄せて
プロローグ
第1章 アイロニー
第2章 どこで、何が、悪かったのか
第3章 ニューカッスルのあり得ないカムバック
第4章 リーボックの悪夢
第5章 2010-11~混迷のフィニッシュ
第6章 移籍マーケットの達人
第7章 レッド&ホワイト
第8章 オウンゴール・スクランブル
第9章 至福のダブルアクト
第10章 ホワイト・ハート・レインの後悔
第11章 スタンフォード・ブリッジの鉄槌
第12章 11月のアップダウン
第13章 125回目のクリスマス
第14章 なぜアーセナルだけが?
第15章 帰ってきた男
第16章 エミレイツの号砲
第17章 カシアスの教訓
第18章 別れの予感
第19章 蘇る伝説
エピローグ
あとがき
訳者あとがき

【著者】
リチャード・エヴァンズ
60年来のアーセナルファンにしてベテランジャーナリスト。1956年の創刊以来、経済業界紙『フリート・ストリート』のレギュラーライター。また、パリ、ニューヨーク特派員、ヴェトナム戦争従軍記者としての経歴がある。テニス界のスター、イリー・ナスターゼ、ジョン・マッケンローの評伝作家として知られ、BBCラジオ5で20年間にわたってウィンブルドンのコメンテイターも務めた。 『サンデイ・タイムズ』『タイムズ』『オブザーヴァー』各紙にテニスおよびクリケットの観戦寄稿多数。 本書ではあえて、熱烈なガナーズファンの立場を貫くユニークな視点を展開している。

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