【独占インタビュー】アンチェロッティが語るレアル監督就任の経緯とCL制覇へ向けた野望

今季よりレアル・マドリーの指揮を執るカルロ・アンチェロッティ。PSGの契約が残っていながらにしての就任はなぜ実現したのか? そして、世界最高のクラブを率いることになって抱く胸中は如何に。(翻訳:宮崎隆司)

2013年08月20日(Tue)10時39分配信

text by クリスティアーノ・ルイウ photo Kazhito Yamada / Kaz Photography
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【欧州サッカー批評8】掲載

なぜパリを去ったのか?

アンチェロッティ監督”
アンチェロッティ監督【写真:Kazhito Yamada / Kaz Photography】

――ミスター・アンチェロッティ、まずは世界最高峰のクラブ監督の座を“獲得”された事実について、このレアル監督就任に我々からも心からの祝辞を述べさせていただきます。とはいえ、言わずもがなですが事ここに至るまでの経緯は簡単ではなかったはず。

 そもそもパリ・サンジェルマン(以下、PSG)との契約は1年を残してわけですから、当然このような疑問が浮かんできます。なぜパリを去ったのか、そしてなぜ行き先は他でもなくマドリーだったのか。その一連の経緯を説明して頂けますか?

「まずは、君たちからの祝意に対して私からも心から『ありがとう』の言葉を返させてもらいたい。その上で、私がレアル監督の座を、まぁ言ってみれば“射止めた”ことになるのだろうが、なぜマドリーを選んだのかという問いに対しては次のように答えるしかないというのが偽らざる本音だよ。

『それこそが長きに渡る私の夢だったのだから』とね。監督としてのキャリアを始めたのが95年(92-95年までアリゴ・サッキの下でイタリア代表助監督)。以来ずっと私はレアル監督を目指してきた。

 もちろんそれはこの私だけではないはず。きっとこの世界で生きる監督のすべてが一様に見る夢であるに違いない。現役の選手たちの誰もがレアルでプレーすることを夢に見るようにね。

 もちろん、私自身は現役時代から長くミランの一員であり、当然のことながらミランへの忠誠心や心の底に宿る熱い思いは生涯変わることはない。同時に、監督としてもユベントスやチェルシー、そしてPSGといった名立たるクラブを率いて来たが…それでもやはりレアルは別格だと言うより他ない」

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