柿谷曜一朗(セレッソ大阪)から聞いた! 精度の高い『ファーストタッチ』はどうやって身につける?

技術の正確性が問われ、次のプレーを左右するファーストタッチ。その極意をセレッソ大阪・柿谷曜一朗選手にお聞きしました。

2013年09月06日(Fri)13時59分配信

text by 森田将義
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思ったようにコントロールできるのは“やりがい”

――柿谷選手にとって、ファーストタッチとはどのような位置づけでしょうか?

ジュニアサッカーを応援しよう!秋号

 サッカーというのはボールを持っているときが一番、楽しい。自分がボールを持っているとき、ドリブルをしているとき、パスを出すとき、クロスを上げるとき。いろんなプレーがあるけれど、どのプレーも自分に来たボールを自分のモノにするということが一番、最初の部分。どのプレーにも必要なことなので、僕はそこを一番気にしてプレーをしてきたし、今もめちゃくちゃ気にして、プレーしています。

 まず、ボールを止めないとドリブルもシュートもクロスも何もできないので、ファーストタッチというのは、自分がサッカーするための“準備”というように捉えています。いいパスがしたければ、いいトラップをする。クロスは特にそうです。トラップが乱れると、いいクロスボールが上げられないので、気をつけてなければなりません。なので、自分が思ったようにコントロールできるっていうのは、僕の中ではそれがやりがいだと思っています。

――そういったプレーを意識し出したのはいつ頃からですか?

 子どもの頃もドリブルとか、スルーパスにも憧れていましたけど、ジダン(元フランス代表。レアル・マドリードなどでプレー)とかのどんなボールが来てもピタッと止めるプレーを見ていたので、「僕もこんな風にボールを扱えるようになりたい」と思ったのは覚えています。でも、言葉で表せるようになったのは、皆さんから「トラップの上手さが特徴」と言われたり、「トラップとはどういったモノですか?」と質問される機会が増えてきた最近ですね。

 サッカーの試合では、必ずしもいいボールが来るわけではないので、ファーストタッチが大切です。だから、難しいボールが来たときこそ、きちんとボールを収めてあげるというのが、前線の選手の仕事だと思うんです。そして、僕だけではなく、どの選手も意識している生命線の部分だと思うのですが、前線の選手は結果を出さないといけないので、今は、より自分がシュートを打ちやすい所にボールを置けるか、相手が足を伸ばしたときでもいかに届かない所に置くというのを、めちゃくちゃ意識していますね。

――ジダン選手以外に、参考にしていた選手はいますか?

 ペルージャ時代の中田英寿選手です。ドリブルやキラーパスもそうですけど、ヒデさんこそ、ファーストタッチの置き所が素晴らしかったと思います。参考にしていたというよりも、ヒーローでした。

 あと、ラウールが好きだったので、レアル・マドリードの試合を一番よく見ていました。ラウールは僕の理想というか、FWとして完璧な選手だと思います。一瞬の動き出しとトラップとシュートの3つが完璧に揃った選手。ずば抜けて速かったり、ドリブルが上手いわけではないけど、優れた一瞬の動きで得点を量産できるので、参考にしていました。

この続きは、季刊誌『ジュニアサッカーを応援しよう!Vol.30』でお読みください。

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