オカザイルを生んだのはあの名トレーナー! 長友の体幹も支える木場克己氏とは?

現在、ジュニアチームの子どもたちからトップアスリートまで、幅広いカテゴリーでトレーナーを務める木場克己氏。そんな木場氏に、トップアスリートのカラダはどこが凄いのか、どのようにカラダづくりに取り組んでいけばいいのかを伺った。

2013年10月13日(Sun)11時07分配信

text by 三谷悠 photo junior soccer editorial staff
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ケガをしないことが一流の証

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木場克己氏【写真:ジュニアサッカーを応援しよう】

――長友佑都選手(インテル)をはじめ、これまで数多くのアスリートを指導されてきた木場さんが考える、肉体的に優れた選手の条件を教えてください。

 筋力的にどこが優れているというよりも、ケガをしない選手は常にいい状態で自分のパフォーマンスを発揮できていますね。その意味では、まずケガをしない体を持つということが、条件といえるのではないでしょうか。自己管理がきちんとできていて、ケガをしにくい。それが、すべてのベースになってくると思います。

――ケガをしにくい選手の特徴とは?

 子どものうちから、ストレッチや食事を含めて、肉体的なケアをしています。また、練習で筋肉にダメージを受けたとき、どういったストレッチをすればいいかなど、自分で自分の体のことがよくわかっていますね。

 34歳まで現役を続けた宮本恒靖さん(前ヴィッセル神戸)は、起床後の心拍数の計測、睡眠時間の管理、練習や試合後の食事などに、しっかりと気を使っていました。ケガをしにくい選手はみな、そうやって自分の体を大切にしています。

――木場さんがパーソナルトレーナーを務め、現在インテルで活躍する長友選手は、どうだったのでしょうか?

 長友選手の場合は高校時代から腰痛やヘルニア、腰椎分離症など、腰のケガを患っていました。大学生のとき、僕のところに通うようになってからは、体幹の補強に努めていましたが、どうしても痛みがあった。バランスのいい体という点では、柔軟性に欠けていた部分があったように感じます。

 しかし、ストレッチをはじめとするケアや体幹トレーニングを行うことによって、腰の痛みも徐々になくなってきた。当時から高い意識を持っていたので、トレーナーの意見を聞いてメニューをこなすことで、ケガをしにくい柔軟性のある体に変わっていきましたね。

 そういう意味でも、ケガをしにくいバランスのとれた体、柔軟性を持っている選手は、トップアスリートに近づくことができると思います。

柔軟性がパワーとスピードを生む

――「バランスのいい体、柔軟性を持った選手」がトップアスリートに近づく要素とのことですが、木場さんが指導されてきた中で、その部分が特に優れている選手は?

 やはり長友選手でしょうね。開脚であれば160度まで開くし、前屈であれば手の平が床にべったりとつく。それはストレッチや体幹トレーニングを重ねることで、手に入れた柔軟性です。

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