感動的な勝利で昇格するもわずか1勝で降格決まった大分。J1昇格プレーオフは正しかったのか?

2013年10月13日(Sun)13時07分配信

text by 川端暁彦 photo Kenzaburo Matsuoka
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当然出てくるプレーオフ制度への疑問

 もちろん昨季のJ2で言えば、最終的に2位・湘南(勝点75)、3位・京都(同74)、4位・横浜FC(同73)、5位・千葉(同72)、6位・大分(同71)という並びである。

「ぶっちぎっていた」1位・甲府を除けば、どんぐりの背比べだったわけで(その甲府がJ1残留を視野に入れてきている現状は示唆に富むが)、そこまで極端に大分が弱かったとは思えない。

 実際、近年のJ2で3位になったクラブは上がっても1年で「リターン」となるケースばかりなので、これは単にJ1の壁は相応に厚いということなのかもしれない。

 ただ、今後のJ2リーグにおいて、上位3つが「ぶっちぎっていた」ようなケースで、たとえば6位と3位の勝ち点が10も20も離れていた状態でプレーオフが行われるケースは出てくるだろう。そして、サッカーというスポーツの特性を思えば、そこで下剋上が起こる可能性も、大いにあり得る。

 ここからは個人的見解だ。プレーオフのシステムがある種の弱点、つまり「リーグ戦で弱かった(=良い戦績を残せなかった)チームが勝つことがあること」を抱えているのは否めない。昨季の大分は僅差の成績だったので気にならない人が多数派だったのだけれど、いずれは「リーグ戦なんだったの?」と言いたくなるような極端な結果が出るシーズンも出てくるはずだ。

 やはり、そうした制度面でのセーフティーネットは欲しい。

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