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「ファーガソンに繋いでください」失意のマンUファンが警察に通報

マンチェスター・ユナイテッドのファンが22日、リーグ杯準決勝第2戦でサンダーランドにPK戦の末敗れた直後、酒に酔った状態で警察に通報した。23日の英メディアが一斉に伝えた。

text by 藤井重隆 By Shigetaka Fujii photo by Kazhito Yamada / Kaz Photography

「ファーガソンに繋いでください」失意のマンUファンが警察に通報
警察通報用電話ではファーガソンに繋がらない【写真:Kazhito Yamada / Kaz Photography】

 マンチェスター・ユナイテッドのファンが22日、リーグ杯準決勝第2戦でサンダーランドにPK戦の末敗れた直後、酒に酔った状態で警察に通報した。23日の英メディアが一斉に伝えた。

 同ファンは交換手が電話に出るなり、「サー・アレックス・ファーガソンに繋いでください」と言い、「全部ひどい結果になっている。延長戦までやって、まったくもってばかげている」と続けた。

 交換手が「ここは警察です。犯罪ですか?」と問うと、「そう。犯罪だ。犯罪を通報したい。犯罪はマンチェスター・ユナイテッドがクタクタに疲れ切ったポンコツになっていることだ」と答えた。

 マンチェスター警察は声明文で、「マンチェスター北部の男性が酔った状態で警察通報用電話を使用し、昨夜の結果についてサー・アレックス・ファーガソンと話したいと要求した。確かに自分のチームが負ければ悲しく落ち込むかもしれないが、警察通報用電話は緊急の場合のみ使用するように」と、公衆に注意を呼びかけた。

 さらに声明文には、「最近の結果についてサー・アレックスと話したければ、警察よりも繋がるチャンスがあるマンチェスター・ユナイテッドに直接電話することを勧めることしかできない」と付け加えた。

 一方、同警察の実務指導員のダイアン・グランディッジ氏は「このようなばかげた電話は軽率であり、(他の電話の)生死を左右しかねない。いたずら電話で緊急通報電話に遅れが出るのは避けたい」と忠告した。

 問題の男性は後日、警察から厳重注意を受けたが、罪には問われなかったという。

【了】

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