完敗のミラン、指揮官は強気も現地は辛辣な評価。「トロントの惨状。オリンピアコス相手にこれでは…」

インターナショナルチャンピオンズカップでオリンピアコスに完敗したミラン。インザーギ監督は「チャンスを作った」と強気の姿勢を崩さず、プレシーズンマッチの結果を気にしていないが、現地はそれと正反対の反応だった。

2014年07月26日(Sat)12時43分配信

text by 神尾光臣 photo Kazhito Yamada / Kaz Photography
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「マンチェスター・シティとリバプールと闘ったらどうなってしまうのか」

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インサイドハーフに入るポーリも積極的に攻撃参加する【写真:Kazhito Yamada / Kaz Photography】

「0-3? まあ誰かさんは、アマチームに敗れていたがね」

 8チームの欧州クラブで行われるギネス・インターナショナルカップの緒戦ミランvsオリンピアコス戦後、ガッリアーニ副会長はこう言って笑い飛ばした。同日、ユベントスが第5部のアマクラブ、ルチェルノに破れたことを引き合いに出しての台詞だ。

 プレシーズンの段階では、まま起こることである。ユーベは折からフィジカルを作り込んでいる段階であり、そこにきて4-3-2-1の新システムをテストしているために破れた。ミランにも同様の言い訳は立つ。チームがミラノを出発し、アメリカに到着したのが23日の午前2時、そこから選手はスポンサー主催のイベントにかり出され練習も出来ていなかった。

 この一試合の結果をもってミランの実力を推し量るのはさすがに早計である。「(代表で合流の遅れた)選手たちが全て揃えば別物のチームになるだろう。それに出場した選手たちも高い意欲で取り組んでくれた」とインザーギ監督はチームを擁護する。

 もっとも負けは負けとし、メディアの批判は辛辣であった。

「トロントの惨状。言い訳として通用する理由は多いがミスも同様に多かった。オリンピアコス相手にこれなら、マンチェスター・シティとリバプールと闘ったらどうなってしまうのか」とガゼッタ・デッロ・スポルトの電子版は報じる。

 ネットでのファンの反応もネガティブだった。「今の時点でのプレシーズンマッチの結果など、シーズンに何の意味もないのは分かる。でも少し前なら、こういった試合に負けることはなかった…」。

「今気にするべきは結果ではなく、内容である。チャンスは作ったし良い連係も出来ていた」とインザーギ監督は語った。だがそのプレー内容にも、不安を感じさせる点はなくはなかった。

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