プレミア昇格を目指す7人の監督たち。輝かしい現役キャリア、CL優勝監督も【編集部フォーカス】
今週末からチャンピオンシップ(イングランド2部)が開幕する。今シーズンのチャンピオンシップはニューカッスル、アストン・ヴィラといった古豪が参加する。さらに、チャンピオンズリーグ制覇を成し遂げた監督、現役時代に輝かしいキャリアを送った監督、日本人選手とも関係が深い監督などが集まっている。その中から7人を紹介する。
2016年08月02日(火)10時50分配信
ラファエル・ベニテス
1年でのプレミア復帰を目指すベニテス【写真:Getty Images】
これまでのキャリアを考えれば、2部のチームで指揮を執るような監督ではないはずだ。ラファエル・ベニテスはレアル・マドリーの下部組織で監督キャリアをスタートさせ、2001年にはバレンシアの監督に就任。3シーズンでリーグ優勝2回、さらにはUEFAカップを制覇。名声を挙げた。
2004年には初の国外挑戦となるプレミアリーグへ参戦。リバプールの監督に就任した。シャビ・アロンソなどリーガで活躍していた選手を多く獲得した。就任1年目にはチャンピオンズリーグを制覇。決勝ではACミラン相手に0-3から追いつき、PK戦で勝利。のちに”イスタンブールの奇跡”と呼ばれる熱戦を演じた。
その後もインテル、チェルシー、ナポリ、マドリーと各国のビッグクラブを歴任し、クラブワールドカップやヨーロッパリーグ、コッパ・イタリア制覇に導いた。
今年の1月にマドリーを解任されると、3月には下位に低迷していたニューカッスルの監督に就任したが、残留させることはできなかった。ベニテスは数々のカップタイトルは手にしてきたものの、リーグタイトルは獲得したことがない。2部の舞台ではあるが、初のリーグ制覇を達成し、1年でのプレミア復帰を果たせるだろうか。
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