マンチェスター・シティのヤヤ・トゥーレ【写真:Getty Images】
プレミアリーグの第12節が現地時間19日~21日にかけて開催され、その中から印象的なパフォーマンスを見せた選手の中からベストイレブンを選出した。
GK:ジョーダン・ピックフォード(サンダーランド)
DF:ビリー・ジョーンズ(サンダーランド)
DF:ラミン・コネ(サンダーランド)
DF:スティーブ・クック(ボーンマス)
DF:ネイサン・アケ(ボーンマス)
MF:フアン・マタ(マンチェスター・ユナイテッド)
MF:ヤヤ・トゥーレ(マンチェスター・シティ)
MF:ジェームズ・モリソン(ウェスト・ブロムウィッチ)
MF:ロベルト・ペレイラ(ワトフォード)
FW:ハリー・ケイン(トッテナム)
FW:ビクトル・アニチェベ(サンダーランド)
監督:デイビッド・モイーズ(サンダーランド)
マンチェスター・ユナイテッドは今節、アーセナルをホームに迎えた。ここまで波に乗り切れず、他の強豪チームに遅れを取ってきた感のあるユナイテッドは、エースのズラタン・イブラヒモビッチを出場停止で欠くという事態に。
しかし、右サイドに入ったマタは先制点だけではなく、ゲームメイクでも随所に光る場面が見られた。終了間際に同点に追いつかれてしまったユナイテッドだが、今後の戦いに光明を見出せた一戦であった。
ジョゼップ・グアルディオラ監督から完全に干されていたヤヤ・トゥーレは、事の発端となった代理人とともに謝罪をしたことで事件は一見落着。今季初のリーグ戦出場を果たすと、自らがチームの一員であることを証明する2得点を挙げて復活をアピールしている。
今季ここまでわずか1勝だった最下位サンダーランドは、ホームでハル・シティを3-0と一蹴。アニチェベが2得点を挙げて勝利に導いた他、守備陣の健闘も見過ごしてはならない。
22歳の若き守護神ピックフォードは、人材難が叫ばれるイングランド代表GKにおいて希望の光となり得る存在だ。すでに6クラブをレンタル移籍で渡り歩いた苦労人だが、今月には自身初のA代表にも選出。プレミアリーグを語るなら覚えておいて損はない新星GKである。
ハルの守備があまりにもお粗末すぎたことを差し引いても、モイーズ監督にとっては大きな1勝だったはずだ。サンダーランドはいまだ降格圏だが、最下位を脱出して残留への1歩を歩み出した。