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イングランドの消えた逸材5人(1)。天国から地獄へ…アーセナルで凋落したガラスの天才

シリーズ:消えた逸材5人 text by 編集部 photo by Getty Images

若くして才能を披露して高く評価された選手が、そのままスター選手として活躍し続ける保証はない。怪我やプレッシャーに苦しみコンディションを落とす選手がいれば、ピッチ外での問題で活躍の場を失っていく選手も多い。今回は大きな期待を背負いながらも、大舞台から姿を消した5人のイングランド人選手を紹介する。

アーセナル史上最年少デビューも…。輝けなかったガラスの天才

ジャック・ウィルシャー
【写真:Getty Images】



MF:ジャック・ウィルシャー
現所属クラブ:ボーンマス

 アーセナルで大きな期待を背負ったが、怪我に泣かされた”ガラスの天才”がジャック・ウィルシャーだ。アーセナルのみならず、イングランド代表の未来だったはずが、度重なる怪我に悩まされた。

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 9歳からアーセナルに所属したウィルシャーは2008/09シーズンにトップチーム昇格。2008年9月13日にクラブ史上最年少となる16歳と256日でプレミアリーグデビューを飾った。そして同年9月のカーリングカップ(リーグカップ)で公式戦初ゴールを記録した。

 2010年6月にボルトン・ワンダラーズへのレンタルからアーセナルに復帰すると、そこから華々しい活躍を見せる。UEFAチャンピオンズリーグ(CL)のバルセロナ戦で勝利に貢献するなどし、その年のPFA年間最優秀若手選手を受賞。順調なキャリアを歩んでいた。

 しかし、2011/12シーズンは負傷により全試合を欠場。ここから歯車が狂ってしまう。その後も度重なる怪我で出場機会を失い、2016年8月にボーンマスへレンタル。順調に出場機会を重ねていたが、翌年5月に再び負傷。2017年にアーセナルへ復帰したが、2018年にウェストハム・ユナイテッドへ完全移籍となった。今年1月にはボーンマスとシーズン終了までの契約を結んだ。

 世代別のイングランド代表にも選出されていたウィルシャーは2010年8月にフル代表デビュー。だが、34キャップにとどまった。育成年代で期待されるも、残念なキャリアとなってしまった。

【了】

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