4位：パウロ・ディバラ（アルゼンチン代表）

在籍期間：2015年夏～現在
クラブ通算成績：254試合100得点
代表通算成績：32試合2得点

　現在の所属選手として唯一トップ5入りを果たしたのがパウロ・ディバラだ。2015年夏、パレルモからやって来たアルゼンチン代表のレフティーは1年目からセリエAで19得点を叩き出しスクデット獲得に貢献し、瞬く間にユベンティーノのアイドルに。ここから、世界トッププレイヤーへの階段を上ることになった。

　ユベントス加入後、ディバラにとって最高のシーズンとなったのはクラブの伝統ある背番号10を受け継いだ2017/18シーズンだろうか。セリエA第2節ジェノア戦、第4節サッスオーロ戦でハットトリックを決める好スタートを切った。さらに第31節ベネベント戦ではシーズン3度目のハットトリックを達成。シーズンを通して好調を維持し、最終的にリーグ戦だけで22得点と爆発した。

　不調に喘いだ2018/19シーズンを経て迎えた2019/20シーズンは、振りの速いシュート、アタッキングサードにおける豊富なアイデアを武器に攻撃のグレードをアップ。C・ロナウドにも劣らぬ存在感を放ち、セリエAでは二桁得点&二桁得点アシストを記録して栄えあるリーグの年間最優秀選手に選出されている。クラブがセリエA9連覇を果たす上で、なくてはならない存在だった。

　20/21シーズンは怪我の影響で公式戦5得点に留まり、チームも連覇が途絶えた。21/22シーズンはキャプテンマークを巻いてプレーしているが、ユベントスとの契約は22年夏で切れる。この南米出身選手の歴代最多得点者は毎年のように「移籍するのでは？」と言われているが、ユベンティーノの多くはこのままユベントスで歴史を築き続けることを望んでいるだろう。