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レアル・マドリードが育てた最高傑作5人。ラウール、カシージャス…アカデミーが生んだ逸材たち

シリーズ:アカデミーの最高傑作5人 text by 編集部 photo by Getty Images

MF:グティ(元スペイン代表)

0227-グティ
【写真:Getty Images】


生年月日:1976年10月31日
在籍期間:1996年7月~2010年7月
通算成績:542試合77得点93アシスト

 誰もが認めるレジェンド、グティもレアル・マドリードの最高傑作の1人だ。9歳でレアルのカンテラ(下部組織)に加入。当初はFWとしてプレーしていたが、後にMFへコンバートされると才能が開花した。1995年のトップチームデビュー以降は、チームに不可欠な選手となった。

 デビューから着実に出場機会を増やしていたグティにとって転機となったのは、1999年11月のビセンテ・デル・ボスケ監督の就任だ。同監督はグティの才能を見出し、チームの中軸に据えた。00/01シーズンにはトップ下だけでなく、FWでもプレー。抜群の攻撃センスでリーグ戦14得点をマークし、レアルを4年ぶりのラ・リーガ制覇に導いた。

 そして翌年、レアルの銀河系軍団が始動する。ジネディーヌ・ジダンやロナウドを擁したスター集団の中でも、グティは魔法のようなパスや相手の意表を突くチャンスメイクでチームを牽引した。世界中を魅了し、「天才」という言葉を体現した同選手は、2010年にカンテラ時代を含め、24年間在籍したレアルから退団。2011年の引退後は監督に転身しているが、ジダンの様にエル・ブランコを率いる日はやってくるだろうか。

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