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セリエA 1年前

ACミラン、最悪の補強は…歴代ガッカリ高額移籍5人。総額207億円、大金を無駄にした男たち

シリーズ:歴代ガッカリ高額移籍5人 text by 編集部 photo by Getty Images

FW:ホセ・マリ(スペイン)


【写真:Getty Images】


生年月日:1978年12月10日
移籍金:1900万ユーロ(約23億円)
在籍期間:00年冬~03年夏
リーグ戦成績:52試合5得点7アシスト

 セビージャの下部組織出身で、18歳の時にトップチームデビュー。その後に移籍したアトレティコ・マドリードでも活躍するなど、当時ヨーロッパで最も将来性のある選手として注目を浴びていた。

 ミラン移籍を掴んだのは2000年1月、当時22歳である。移籍金は1900万ユーロ(約23億円)。今見ると安い金額に思えるが、当時はなかなかの額だった。事実、1999/00シーズンの移籍金ランキングではトップ10入り。アーセナルに加入したティエリ・アンリや後にマイケル・オーウェンと名コンビを組むエミール・ヘスキーよりも高い移籍金だった。

 しかし、ミランで評価を高めたのはホセ・マリではなく、同じシーズンに加入していたアンドリー・シェフチェンコの方だった。スペイン人FWは怪我の影響などもあってチームにうまく馴染めず、セリエAでは2点を奪ったのが最高。結局、ビジャレアルに去る2003年夏までセリエA 52試合に出場(ほぼ途中出場)したが、5得点7アシストという寂しい数字を残した。なお、ホセ・マリは2018年に『トゥットメルカート・ウェブ』が特集した冬のマーケットにおけるワースト移籍に本田圭佑らと共に選出されている。

 ちなみに現在、ホセ・マリは44歳となったが、その姿は「本当に元サッカー選手か?」と思うほど衝撃的なものとなっている。なんと、元ミラン戦士はボディビルダー顔負けのムキムキマッチョマンへと変貌を遂げたのである。もし気になる方がいれば、本人のインスタグラムをチェックしてほしい。

【了】

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