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怪物の競演…! ブラジル代表「黄金のカルテット」4人。W杯で世界を魅了した伝説の男たち

text by 編集部 photo by Getty Images

最強のアンカー! 強烈な個性をまとめた男


【写真:Getty Images】


トニーニョ・セレーゾ(アトレチコ・ミネイロ/ブラジル代表)
生年月日:1955年4月21日(当時26歳)
1982年W杯成績:4試合0得点0アシスト
ブラジル代表通算成績:74試合6得点

 日本では鹿島アントラーズの監督としても有名だが、「黄金のカルテット」では強力な守備的MFとして多大な貢献を果たした。ジーコ、ソクラテス、ファルカンが攻撃に特徴を持つだけに、トニーニョ・セレーゾの存在がこの個性派集団をチームとして機能させる役割を担っていた。

 82年W杯では初戦のソ連戦は不出場となったものの、その後の4試合は守備的MFとしてフル出場を果たした。強力なフィジカルと豊富なスタミナで中盤の守備を支え、精度の高いパスで攻撃ハンドルを握る活躍を見せた。

 能力値を見ると、その偉大さがわかる。「守備」や「フィジカル」で80を優に超え、「ドリブル」「パス」「テクニック」でも世界基準の数値を付けられている。鹿島アントラーズの監督として数々のタイトルを獲得したように戦術眼にも優れており、その頭脳と強靭な体、高い技術はなくてはならない存在として称えられた。

【了】

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