8位：ペドリ（バルセロナ／スペイン代表）

【写真：Getty Images】

生年月日：2002年11月25日（20歳）
市場価値：1億ユーロ（約140億円）
22/23リーグ戦成績：21試合6得点0アシスト

　16歳のときにラス・パルマスでトップチームデビューを果たしたテネリフェ島出身の神童は、20/21シーズンからバルセロナでプレーしている。ラス・パルマス時代にレアル・マドリードの入団テストに落ちた過去を持つペドリは、そこからわずか数年で世界トップレベルの選手へと成長した。

　ピッチのあらゆる場所でボールに絡み、正確な技術と相手の隙を突くパスで攻撃を組み立てるMFは、当然のごとく引く手あまたとなった。18歳でスペイン代表デビューを果たし、21年夏にはユーロ（欧州選手権）と東京五輪を“はしご”した。昨年末にはFIFAワールドカップにも出場し、バルセロナでの公式戦出場は100試合を突破。ロナルド・クーマン監督やシャビ・エルナンデス監督、ルイス・エンリケ監督など、歴代の監督は揃いも揃ってペドリを重用してきた。

　活躍と比例するように市場価値は上がっている。20年夏のバルセロナ加入時、わずか720万ユーロ（約10億円）だった市場価値は、1年足らずで7000万ユーロ（約98億円）にまで上昇した。そして昨年11月、ついに1億ユーロ（約140億円）の大台に到達している。