フットボールチャンネル

イングランドの消えた逸材5人。天国から地獄へ…表舞台から姿を消したかつての天才たち

シリーズ:消えた逸材5人 text by 編集部 photo by Getty Images

MF:ラヴェル・モリソン

ラヴェル・モリソン
【写真:Getty Images】

MF:ラヴェル・モリソン
生年月日:1993年2月2日
主な在籍クラブ:マンチェスター・ユナイテッド、ウェストハム、ラツィオ、
現所属クラブ:D.C. ユナイテッド

 かつてマンチェスター・ユナイテッドを率いていたサー・アレックス・ファーガソン氏に天才と言われた男がいた。それが、ユナイテッドの下部組織からトップチームに昇格したラヴェル・モリソンだ。当時はポール・ポグバ以上とも言われていた。

 しかし、モリソンがユナイテッド在籍時にピッチに立ったのは、リーグカップの3試合のみ。プレミアリーグ出場は叶わず、2012年冬にウェストハムへ完全移籍することになった。

 その後もモリソンは天才としての片鱗を見せることができず。ウェストハム加入後はレンタル移籍を繰り返し、2015年冬に退団後は無所属となってしまった。2015年夏にはラツィオへ加入したが、ここでもレンタル移籍に出されることに。その後も1つのクラブで長くプレーすることなくクラブを転々し、2021年1月に再び無所属となった後にダービー・カウンティを経て、2022年夏にD.C. ユナイテッドへ加入している。

 ユナイテッドの下部組織で育ったモリソンは、U-16から各年代別のイングランド代表に選出されていた。しかし、同国のフル代表入りの夢は叶わず。その後はジャマイカ代表としての道を選んだ。21年11月以降はコンスタントに招集されており、今年3月に行われたCONCACAFネーションズリーグ・グループA第4節のメキシコ代表戦に出場している。

【了】

1 2 3 4 5

KANZENからのお知らせ

scroll top