11/12シーズンからユベントスはセリエA9連覇を達成。15/16シーズンには国内3冠達成し黄金期を築いた。輝かしい成績を残しているイタリアの名門では、これまで多くのレジェンドたちが活躍してきた。今回は、21世紀以降に在籍した選手の中から厳選した伝説のカリスマを紹介する。(在籍期間、通算成績は『transfermarkt』参照)[2/5ページ]
GK:ジャンルイジ・ブッフォン(元イタリア代表)
生年月日:1978年1月28日
在籍期間:2001年7月~2018年7月、2019月7月~2021年7月
通算成績 :685試合539失点
主な獲得タイトル:セリエA(10回)、コッパ・イタリア(5回)、スーペルコッパ・イタリアーナ(6回)、FIFAワールドカップ(1回)
世界最高のGKの一人、ジャンルイジ・ブッフォンはまさにユベントスの英雄だ。
アレッサンドロ・デル・ピエロに次ぐ通算685試合に出場し、21個のタイトルを獲得。在籍18年間クラブを支え続けたブッフォンは、象徴と呼ぶに相応しい存在だろう。
パルマで頭角を現したブッフォンは、2001年に当時のGK史上最高額となる5290万ユーロ(約74億円)でユベントスに加入する。
同年にフラムに移籍したエドウィン・ファン・デル・サールに代わり、正GKに抜擢された。
鋭い反射神経によるセービング、後方からの指揮、優れたポジショニングなど、GKに必要なもの全てを備えるこの男は、ベテランとなってもそれらを高レベルで発揮した。
17年に渡りゴールマウスに君臨し続け、セリエA10回、コッパ・イタリア5回、スーペルコッパ・イタリアーナ6回と多くのタイトルをもたらしている。
個人としても02/03シーズンにUEFAクラブ年間最優秀選手賞(現UEFA欧州最優秀選手賞)を受賞。ドイツワールドカップ優勝を果たした2006年には、FIFAワールドカップゴールデングローブ賞を受賞するなど、ブッフォンはユベントスだけでなく、イタリアサッカーの歴史に名を刻んでいる。
2020/21シーズンいっぱいでユベントスに別れを告げ、パルマへと移籍。2023年8月に現役引退を発表した。
