11/12シーズンからユベントスはセリエA9連覇を達成。15/16シーズンには国内3冠達成し黄金期を築いた。輝かしい成績を残しているイタリアの名門では、これまで多くのレジェンドたちが活躍してきた。今回は、21世紀以降に在籍した選手の中から厳選した伝説のカリスマを紹介する。(在籍期間、通算成績は『transfermarkt』参照)[4/5ページ]
MF:パベル・ネドベド(元チェコ代表)
生年月日:1972年8月30日
在籍期間:2001年7月~2009年7月
通算成績 :327試合65得点77アシスト
主な獲得タイトル:セリエA(2回)、スーペルコッパ・イタリアーナ(2回)
チェコで最も成功した選手の一人、パベル・ネドベドも伝説の英雄と呼べる存在だろう。
ラツィオでその名を欧州に轟かせ、2001年にユベントスへ加入すると在籍8年間で通算327試合出場で65得点77アシストを記録している。
紛れもないレジェンドだ。
「心臓が2つある」とも言われるほどのスタミナで90分間走り続けるネドベドは、スピード、テクニックを持ち合わせる。
高精度のキックによるチャンスメイクやゲームメイク、さらに献身的な守備でチームの支柱となり、1年目からリーグ優勝に大きく貢献した。
翌年にはリーグ2連覇を達成すると、チャンピオンズリーグ(CL)では15試合5得点2アシストの活躍を見せ、ユベントスを決勝に導いた。
しかし、準決勝で受けたイエローカードにより、ACミランとの決勝戦は出場停止。ピッチに立てぬまま優勝を逃し、涙を飲んだ。
悲願のCL優勝こそできなかったが、ネドベドはその年にバロンドールを受賞。ユベントスでさらなる成長を遂げたが、2006年には同クラブのスキャンダルによりセリエBへ降格してしまう。
多くのスター選手が去って行ったが、この男はクラブに留まり、1年でのセリエA復帰に大きく貢献した。
その後は怪我にも悩まされたが、36歳を迎えた2008/2009シーズンまで不動の存在として活躍。同シーズン終了後にスパイクを脱いだ。
