11/12シーズンからユベントスはセリエA9連覇を達成。15/16シーズンには国内3冠達成し黄金期を築いた。輝かしい成績を残しているイタリアの名門では、これまで多くのレジェンドたちが活躍してきた。今回は、21世紀以降に在籍した選手の中から厳選した伝説のカリスマを紹介する。(在籍期間、通算成績は『transfermarkt』参照)[5/5ページ]
MF:ジネディーヌ・ジダン(元フランス代表)
生年月日:1972年6月23日
在籍期間:1996年7月~2001年7月
通算成績 :212試合31得点50アシスト
主な獲得タイトル:セリエA(2回)、スーペルコッパ・イタリアーナ(1回)、 UEFAスーパーカップ(1回)、UEFA欧州選手権(1回)
1995/96シーズン、ボルドーに所属していたジネディーヌ・ジダンはリーグ戦33試合6得点5アシストを記録。同クラブは16位でシーズンを終えたが、ジダンはその年のリーグ1年間最優秀選手に選出された。
そして翌年、フランスが生んだ天才はユベントスへ加入した。
1年目からスクデット(セリエA優勝)獲得に大きく貢献すると、97/98シーズンには2連覇を達成。見惚れるほどのトラップやテクニックで相手を翻弄し、鋭い戦術眼と正確無比なパスで試合をコントロールするジダンは、その華麗なプレーで世界中のファンを魅了した。
その活躍はクラブだけに留まらず、1998年に母国で行われたワールドカップでは、ブラジル代表との決勝戦で2ゴールを記録する。
フランスを史上初のワールドカップ優勝に導き、その年のバロンドールとFIFA年間最優秀選手賞を受賞した。
ユベントス加入以降、スター街道を一気に駆け上がったジダンは、瞬く間に世界最高の選手となった。
すると、2001年には当時史上最高額となる7750万ユーロ(約109億円)でレアル・マドリードに加入した。
在籍した5年間で獲得したタイトルは多くないが、この男が与えたインパクトは計り知れない。
現役引退後は監督として多くのタイトルを獲得しているが、再びイタリアの古巣に帰還し、栄冠を掲げる日は来るだろうか。
【了】
