MF:メイソン・マウント(イングランド代表)

【写真:Getty Images】
生年月日:1999年1月10日
推定年俸:1300万ポンド(約24億7000万円)
今季リーグ戦成績:7試合0ゴール0アシスト
マンチェスター・ユナイテッドにとって大きな誤算となっているのが、昨シーズンから所属するメイソン・マウントの稼働率の悪さだ。
このイングランド代表MFはキック精度が高く、チェルシー時代の2021/22シーズンにはプレミアリーグだけで2桁ゴール2桁アシストを達成するなど、攻撃面で存在感を放っていた。しかし、ユナイテッド加入後は怪我と復帰を繰り返しており、加入から1年半以上が経過した中で公式戦32試合の出場に留まっている。通算1得点1アシストと、期待されていた得点関与はほとんどない。
ルベン・アモリム現体制においては、2列目で強度を出せる上に攻撃でもアクセントを加えることができることから、ツーシャドーの一角として重宝されることが予想されていた。しかし、新体制発足から間もなくして筋肉系のトラブルに見舞われると、現時点では復帰の目途が立っていない。ハムストリングの怪我が癖になってしまっている。
この稼働率が悪い選手にマンチェスター・ユナイテッドは、チーム3位となる1300万ポンド(約24億7000万円)の年俸を支払っている。チェルシー時代の活躍を踏まえると納得がいく額ではあるが、ほとんど試合に出場することができない選手に払う給与としてはあまりに高額だ。