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フォーカス 1か月前

今ごろサッカー日本代表の中心だったはずが…。伸び悩んだ逸材10人。期待値ほどの活躍は見せられず?

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

MF:西川潤(にしかわ・じゅん)


【写真:Getty Images】

生年月日:生年月日:2002年2月21日
所属クラブ:サガン鳥栖
2025リーグ戦成績:6試合1得点0アシスト

 レアル・マドリードが認めた原石が中井卓大であるならば、バルセロナが獲得を検討するほどの才能を持っているのが西川潤だ。パリオリンピック(パリ五輪)世代屈指のタレントは早々に海外へと羽ばたいていくことが予想されたが、現在に至るまで日本でプレーを続けている。

 横浜F・マリノスのジュニアユースや桐光学園高校で技術を磨いた西川は、2019年3月にセレッソ大阪への加入が内定。特別指定選手に登録されると、同月13日にはJリーグYBCルヴァンカップ・グループステージ第2節のヴィッセル神戸戦の途中でピッチに立ち、公式戦デビューを果たした。

 この頃から、バルセロナは西川の能力を高く評価し、オファーをかけるようになる。結局移籍が実現することはなかったが、もし西川がバルセロナの誘いに応じていたらどのような未来が待っていたのだろうか。

 その後の西川のキャリアはどこか停滞感が漂っている。サガン鳥栖といわきFCに期限付き移籍で加入して武者修行に臨んだものの、大きなインパクトは残せず。その影響もあってか、パリ五輪メンバーからも落選してしまった。

 2025シーズンは鳥栖に二度目のローン加入。J2リーグで6試合1得点と、今のところ勝負を決める決定的な存在にはなりきれていない。かつてU-17日本代表と桐光学園高校でエースを務めた超逸材は、フル代表との接点を持てないまま、今年2月に23歳を迎えた。

 まだキャリアの遅れを巻き返す時間は残されているだけに、まずはJリーグで圧倒的な活躍を見せて次なるステップに踏み出したい。

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