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3失点のレアル・マドリード、このままでは終わらない?
UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)準々決勝1stレグ、アーセナル対レアル・マドリードの試合が現地時間8日に行われ、レアルが0-3の敗戦を喫した。まだレアルが逆転突破する可能性は残されているが、非常に厳しい状況であることには変わりない。このような展開は過去にもあったと、米メディア『ESPN』が8日に報じている。
アーセナルでは冨安健洋、リッカルド・カラフィオーリ、ガブリエウ・ジェズス、カイ・ハフェルツ、ガブリエウ・マガリャンイスといった多くの選手が怪我で離脱しており、手負の状態でレアル戦に臨んだ。苦戦が予想されたものの、58分にアーセナルのデクラン・ライスが直接フリーキックから衝撃的な先制点を決めたことで大きく試合が動く。70分にも再びライスがスーパーゴールを叩き込み、75分にはアーセナルのミケル・メリーノも得点した。ヴィニシウス・ジュニオールやキリアン・エムバペなど強力な攻撃陣を擁しながら、レアルは1点も返すことができずに0-3で完敗している。
この結果を踏まえ、同メディアは「ベルナベウでの大逆転が必要になった。しかし、レアルにとって、この状況は初めてではない。過去10年、ベルナベウでは数々の劇的な逆転劇が繰り広げられてきた。欧州の舞台でドラマを生んできたクラブの長い歴史がある」と伝えている。例えば2016年には、CL準々決勝のヴォルフスブルク戦で、アウェイでの第1戦を0-2と敗れながら、第2戦ではホームで3-0の勝利を飾った。また、2022年のノックアウトステージでは、パリ・サンジェルマン(PSG)に0-1で敗れた後、ベルナベウで3-1の逆転勝利を収め、準決勝のマンチェスター・シティ戦では、最終的に2戦合計6-5で勝ち上がっている。
逆境に強い印象のレアルだが、同メディアは「今回のアーセナル戦は、これまでとは明らかに異なる。0-3からの逆転は、全く別次元の難易度だ。そして、今回の敗北は偶然ではない。マンC戦を除いて今季のレアルは一貫して精彩を欠いており、特にビッグマッチでは苦戦が目立つ」と指摘。その一方で「“クラシコ”ではバルセロナに2度屈し、今夜はアーセナルに圧倒された。果たして逆転できるのか?と考えたかもしれないが、ベルナベウでの試合では何が起きても不思議ではないと思わせるのがこのクラブの恐ろしさだ」との見解を示している。過去の経験を踏まえると、レアルは2戦目で本領発揮しそうだ。
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