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【写真:Getty Images】
田中碧の幻となったゴールに現地は不満を示す
イングランド・チャンピオンシップ(イングランド2部)第41節、ミドルズブラ対リーズ・ユナイテッドの試合が行われ、リーズが1-0で勝利している。この試合では、リーズに所属するサッカー日本代表MF田中碧がゴールを決めるも、オフサイドで取り消されたシーンがあった。現地メディア『MOT Leeds News』が9日に報じている。
試合開始冒頭、リーズは左サイドを抜け出したMFマノー・ソロモンのグラウンダーのクロスに、FWダニエル・ジェームズが合わせて先制。34分には、左コーナーキックの流れから、ファーサイドにいた田中が合わせてゴールを決めるも、オフサイドの判定で得点は取り消されてしまった。
同メディアは、「田中は、前半に決めたゴールが認められなかったことで審判の判定に激怒した」と前置きし、「ゴール近くの線審は旗を上げてオフサイドとしたが、リプレイでは田中がオンサイドだったことは明らかだった」と、リーズの得点は認められるべきものだったことを強調している。
また、「審判は重大なミスを犯した」と述べた上で、「リーズは間違った判定で、素晴らしい得点が取り消されてしまった。田中は見事なタイミングで走り、ボールがパスされた時に確実にオンサイドにいた。今季のリーズのベストプレーヤーの1人であり、好調の相手チームに対してゴールを決めたのは相応しい結果だった」と、田中に対して称賛の言葉を送った。
ミドルズブラに勝利したことで、リーズは再び首位に浮上している。チャンピオンシップも残り5試合となる中で、田中の所属するリーズは自動昇格圏内となる2位以上をキープし、悲願の昇格を成し遂げることができるだろうか。