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【写真:Getty Images】
伊東純也へのタックルはファウルだった?
フランス・リーグアン第28節、スタッド・ランス対ストラスブールの試合が行われ、ランスが0-1で敗れた。試合終了間際にランスに所属するサッカー日本代表MF伊東純也が受けた危険なタックルについて、仏審判委員会はファウルが与えられるべきだったとミスを認めている。フランスメディア『レキップ』が9日に報じた。
仏審判委員会が言及したのは、ランス対ストラスブールの試合終了間際のシーンだ。後半アディショナルタイム、ストラスブールMFバレンティン・バルコが、ペナルティエリア内でボールを受けるために先にポジションをとっていた伊東に対して乱暴なタックルを仕掛ける。
バルコはボールを見ずに伊東に突っ込んでいったようにも見える危険なプレーだったが、審判の笛は鳴らなかった。伊東もファウルだとアピールするように主審を見つめたが、判定は覆らず。このラフプレーをきっかけに、一時は両チームの選手が入り乱れる乱闘騒ぎにも発展した。なお、ランスDFセドリック・キプレとストラスブールFWディエゴ・モレイラがこの乱闘騒ぎで退場処分となっている。
審判委員会は、「競技規則に照らし合わせると、これは軽率なファウルに該当する」と述べた上で、ランスにPKが与えられるべきだったとミスを認めた。
「映像を見ると、まずストラスブールのDFがボールの軌道に無関心であったことが分かる。彼は基本的に、自分が向かって走っているアタッカー(伊東)を見ているからだ。彼はランスのアタッカーに腰と右腕で接触しようと試みた。プレーとは無関係な位置にボールがあるにもかかわらず、チャージをかけ、腕を動かして相手を押しのけようとした。VARによる分析は不十分であり、オンフィールドレビューで最初の判定を訂正し、PKでプレーを再開するべきだった」
PKのチャンスを逃したことで、ランスは0-1で敗北。降格プレーオフ圏内の16位に転落している。